言いたいことを言いたいだけ

アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

2回目 『バカとテストと召喚獣』

こんばんは、シオンです。

今回は『バカとテストと召喚獣』について書いていきたいと思います。

さてこの作品ですが、前回書いた冴えカノとは別のベクトルでドはまりした作品になります。

 

あらすじ

簡単にあらすじを紹介すると、主人公の吉井明久はテストの点数でクラス分けされる高校の生徒です。この高校は少し特殊で、テストの点数が強さになる「召喚獣」という自分の分身のようなものを召喚して、クラスごとに戦う「試験召喚戦争」というシステムを導入しています。
主人公の明久ですが成績は最低レベルで、最下位クラスのFクラスに所属しています。そこから悪友の坂本雄二やヒロインの姫路瑞希らとともに打倒Aクラスを目標に、仲間と協力して立ち向かっていくという内容になります。つまり恋愛あり友情ありの感動ドラマとなっているのです!

 

…………なっているはずです。

 

 

…………………………なってるはずだったんです。

 

 

いやまあ、確かに恋愛要素はあります。明久とヒロインの瑞希、もうひとりのヒロインの島田美波との三角関係は読んでいてドキドキしました。

友情や感動もあるんですよ。上位のクラス相手に奇抜な作戦でFクラスを勝利へ導く雄二の頭脳戦は感心しましたし、演技が得意な木下秀吉や保健体育特化の土屋康太らを巧みに生かしていく作戦、それを信じて動く明久らFクラスのメンバーたちの姿は、間違いなく友情であり、感動を与えてくれるものです。

 

~登場人物~

ではここで、そんなFクラスの素晴らしいメンバーを紹介していきましょう。

 

吉井明久…主人公、バカ。

坂本雄二…明久の悪友、小学校の頃は神童と呼ばれていた。よく裏切る。

木下秀吉…演技派、女子より女子している男子。女子でも男子でもない。第三の性別。

土屋康太…通称ムッツリーニ、名前がすべてを語る。趣味は盗撮。特技は盗聴。

姫路瑞希…ヒロインその1、超頭いい。明久が好き。料理がヤバい。でかい。

島田美波…ヒロインその2、帰国子女。明久が好き。女子に好かれる。ぺったん。

エトセトラ…全員男子。もてない男子。抜け駆けする奴を許さない。絶対許さない。

 

この作品の魅力

とまあ、こんな感じです。どうですか、素晴らしいでしょう。

ここまで言えばわかるはず、彼ら彼女らが織りなす物語、その醍醐味はズバリ……

「笑い」です。

 

とにかくドタバタしており、笑いが止まりません(笑)。作者の井上堅二先生は笑いの天才だと思います。明久と雄二のくだらない争いやクラスメイト同士の裏切りあいなどが毎回当たり前のように繰り広げられます。

ヒロインのはずの瑞希は、もはや爆弾製造機(料理)となっており、瑞希が弁当を持ってきたとわかった瞬間に始まる全力の擦り付け合いには、腹がよじれるほど笑ったのを覚えています。(食べると心停止するレベルのものなので、それはそれは必死です。)

 

この作品はアニメが2期まで放送されており、OVAも作成されています。このアニメが、原作の良さを非常に引き出しており、これまた大笑いしながら見ていました。演出や声優さんたちの演技が絶妙にマッチしていて、非常にクオリティの高いものとなっています。ぜひ見ていない方は見てほしいです。

原作は完結していますが、僕は特に9巻が好きです。これはFクラスとCクラスの試験召喚戦争がメインの話なんですが、これはガチの友情が見ることができます。終盤で同じ場面を明久視点と雄二視点で描いているんですが、なんだかんだ互いに信頼しあっていることがよくわかり、さらにそこにタイミングよく入っている挿絵も相まって、バカテスではじつに珍しく、感動してしまいました。

 

推しキャラ

バカテスのヒロインについては、僕は圧倒的に美波派です。男らしいサバサバとした性格かと思いきや、女の子らしい繊細な一面を持っています。特に美波が高一の時にドイツから転向してきて、日本語がわからず孤立してしまったところに、明久が手を指し伸ばす(あさっての方向に)場面、最初美波はその意味に気づけないのですが(僕も気づきませんでした)、それに気づいた時の美波の可愛さたるや。

たまりません。

美波は「うち」という一人称を使っていますが、これも明久が深くかかわっています。ある意味、明久のためだけの一人称なのです。

たまりません(二回目)。

いやーほんと、最高です。料理もうまいしね。

 

まとめ

はい、いかがだったでしょうか。この作品は常に僕のつぼに入っていたような気がします。ふとした時に見たくなる作品なんですね。

完結してしまって、読み切った嬉しさはあるんですが、それより喪失感のほうが大きかったです。あぁ、またバカテスのような作品が読みたい………

 

そんなあなたに、井上先生が原作をしている漫画「ぐらんぶるをご紹介したいと思います。カミングスーーン。

 

おしまい