言いたいことを言いたいだけ

アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

24回目『リコリス・リコイル(第8話)』

どうも、シオンです。

笑いあり、驚きあり、ドキドキありのリコリス・リコイル第8話でしたが、見終わった後変な汗をかいていました……。前半はめちゃくちゃ面白く、笑ってしまいましたし、千束とたきなのあまりの可愛さに悶絶しましたが、後半は怒涛のピンチに見舞われましたね。最近のリコリコはちょっと心臓に悪いです……。でも面白いんですけどね。では語ります。

 

 

たきな頑張る

 千束がリコリコでド派手な新メニューのパフェを作り得意げにしていると、厳しい表情をするたきな。どうやらリコリコの経営状況は赤字だったようです。千束が使う特殊な非殺傷弾は金がかかるようで、加えて千束が利益度外視のパフェ「千束スペシャル」をガンガン売っていくので、かなりピンチのようですね。見かねたたきなが、リコリコの経理を名乗り出ます。そこからリコリコの改革が始まりました。

 まず任務では無駄弾を撃たない、物を壊さない、仕事では節電の徹底、皿などの備品を大切にするなど、本気を出したたきなは徹底的に改革を進めていきます。ぐったりとしているたきなが可愛かったですね。あとやばそうな店で爆弾の解体をする任務で、依頼した側が千束たちを脅して報酬を踏み倒そうとしました。その時の二人のコンビネーションが抜群で、帰り際に手を合わせるところが最高でした。このシーンはPVでもありましたが、実際の流れで見ると、やっぱり良いですよね。

 今回のツボポイントは、なんといってもたきなが考えた新メニューのパフェでしょう。ホットチョコをたっぷり乗せたパフェなんですが、その見た目はまさに「う〇こ」です。たきなはそのうん〇パフェをどや顔で提案して、千束たちを引かせるのですが、〇んこパフェがまさかの大ヒット!店には行列ができるようになり、売り上げがどんどん上がっていくのでした。のちにSNSで笑顔でう〇こを運ぶ店員としてたきなが紹介されていることを知り、恥ずかしさのあまり落ち込むたきながこれまた可愛かったです。たきなは少し世間知らずなところがあり、天然も入っているため、ズレるところはとことんズレるんですね。たまらないですね。

 

千束とたきなのアルバイト

 たきなの金策はリコリコだけにとどまりません。日本語学校ではたきなが犬や猫と言うと、それになりきる千束がめちゃくちゃ可愛かったです。ワンだのニャーだの、最高ですね。しかしそれにイラっとくるたきなは、逆立ちを指示します。スカートを抑えながら、律儀に逆立ちをする千束ですが、そこまでしなくて良いのではと思ってしまいますね。

 保育園?ではハロウィンで魔女の仮装をしたたきなと、小悪魔の仮装をした千束が見られ、大変目の保養でした。「ハッピーハロウィン、いいこね」と言いながら子供たちにお菓子を配るたきなは、魔女ではなくもはや天使でした。僕もたきなに「いいこね」と言われたいですね。割とマジで。

 たきなの努力が実を結び、リコリコの経営は改善し、ミカは新しいレコードプレーヤーを、ミズキは食洗器を買うことができ満足げでした。特にミズキは涙を流しながら喜んでいたので、面白かったです。しまいにはロボットまで買って、ロボリコと命名されていました。どんだけ儲けたんでしょう。しかもクルミと組んで株まで始めてしまいました。たきなに隙はありませんね。

 

千束と真島

 検診に出かけると言って出ていった千束は、どういう経緯かわかりませんが、セーフハウスで真島に銃を突きつけられていました。マジでなにがあったの?って感じなんですが、とにかくそうなっていました。真島の超至近距離で発砲を、あっさりと千束はかわします。真島は千束の心臓のことを知っているようですね。その後真島は自分もアランチルドレンであること、かつて旧電波塔事件で対峙していることを話します。そしてそこで、真島の「才能」が判明しました。

 真島の才能は驚異的な聴覚のようです。旧電波塔事件の際も、どこからどのくらいの人数が来ているかを正確に把握していました。千束を探しに来たたきなのことも、室内から気づくくらいなので相当ですね。そして真島の回想で、ついにロリ千束が登場します。その際の千束は、まさに化け物と呼ぶにふさわしい強さでした。銃弾をよけるだけでなく、スピードをはじめとする身体能力が常軌を逸しており、真島とその仲間たちは全く手も足も出ませんでした。正直今の千束よりすごい感じがします。そして赤く光る千束の眼が不気味でした。これで7から8歳くらいですからね。

 また真島はアラン機関の正体を知っているようですね。やはり千束が考えているような、誰かを助けるような組織ではないようです。支援の対象は殺しの才能があるもので、殺しを肯定する組織のようです。それでも千束はそれを受け入れられないようですね。というか、ついこの間殺そうとした、殺されかけた相手なのに、コーヒーを入れてみたり映画の話をしてみたり、意外と相性がいいんでしょうか。それとも天才同士で通じるところがあるんでしょうか。

 

千束の銃と意外な弱点

 千束の銃はヨシさんからもらったもののようですね。ヨシさんもまさか殺し用に渡した銃に、意気揚々と非殺傷弾を込められるとは思わなかったでしょう。しかし前回の再開からヨシさんが店に来ないことで、千束はかなり落ち込んでいます。たきなは、そんな千束を励ますために、ハロウィンのプレゼントを渡します。中身は犬のキーホルダーで、自分を励ましてくれたことを含め、かなり嬉しかったようです。いきなりカバンにつけてお礼を言われ、照れるたきながまた可愛いこと。そして今回、千束の意外な弱点が判明しました。今まで検診をかなり嫌がっていた千束ですが、その理由は注射が怖いからという非常に可愛らしい理由だったんですね。お互いに弱みを見せ始めている感じ、それを受け入れている感じが良いですよね。

 

千束大ピンチ

 たきなに散々せかされて検診を受けに行った千束ですが、ヨシさんの指示で潜入していた部下の姫蒲によって、睡眠剤のようなものを注射されてしまいます。その後手術台のようなところに運ばれる千束ですが、胸には何か光るものがありました。それに高電圧の電流を流し始める姫蒲ですが、いったい何をしているんでしょうか。この光るものが人工心臓なんでしょうか。だとするとかなりまずいんじゃないですかね。「君のせいだよ、ミカ」とつぶやくヨシさんが恐ろしかったです。

 千束とたきなは真島の一件以降、合図を決めており、たきなの電話に3コール以内に出なければ千束に危機が迫っていると判断するようにしています。それによって急いで千束を探しに行くところで第8話は終了しました。本当にどうなるんでしょうか。あれだけ千束にこだわっていたヨシさんが、千束を殺すとは考えにくいんですが、何かしらの細工をして、無理やり千束に殺しをさせるようにするんでしょうか。たきなよ、どうか間に合ってくれ……。これからの展開としては、千束が正気を失ったところにたきなが駆け付け、千束VSたきな、みたいになるんでしょうかね。たきなとしては千束を殺すことなんてできないでしょうから……、鍵となるのは今回渡したキーホルダーですかね。たきなを追い込む千束が、土壇場でキーホルダーを見ることで正気を取り戻す展開とか、あると思います。あとですね、第7話でヨシさんがたきなに「君には期待しているよ」と言っていました。これは、千束にとって非常に大切な存在となったたきなを千束に殺させることで、千束の殺しの才能を覚醒させようという伏線なのではないでしょうか。そういった意味での「期待」だとしたら、本当にヨシさんはやばいやつですね。

 というかヨシさんといい真島といい、千束は狙われすぎじゃないですかね。これまでのリリベルをはじめとして多くの敵から狙われてきたわけですが、よくここまで素直に育ってくれたものですね。ミカの教育が良かったんでしょうか。

 

まとめ

 という訳でリコリス・リコイル第8話について語ったわけですが、今までで一番後味の悪い終わり方でしたね。物語も終盤に近付いてきているので仕方がありませんが……。これじゃ来週まで待ちきれないじゃないですか!しかし、前半のような笑える日常回から後半のシリアスへの転換、その中に入ってくるちさたきと、相変わらず30分とは思えないほど密度が濃いですね。大ピンチの千束とそれにいち早く気づくたきな、頼むから何でもなくあってくれ!と願わずにはいられません。

 ところで最近になってようやく気付いたんですけど、リコリス・リコイルってキャラの明確な心理描写が全くないんですよね。具体的に言うと心の声ってやつですね。表面的な感情はわかりますが、その本心というか、胸の内はわからないんですよね。ただ、微妙な表情や声色の変化などでそういったところを表現されているので、そこはやはり作画や声優さんのすごさが見えるところですよね。とはいえ、必ずしも表面上の感情と胸の内が一致しているとは限らないので、今後もしかしたら誰かが裏切る……、なんて邪推をしたりしてしまいます。本当に、考えすぎであってほしいですね。では、また来週ということで。

 

結局DVDも予約しました。僕って…ほんと…バカ……

 

おしまい