言いたいことを言いたいだけ

アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

31回目『リコリス・リコイル(第11話)』

どうも、シオンです。

 ヤバいヤバいヤバいヤバい激アツすぎる!!リコリス・リコイル第11話を見てすぐこれを書いているわけですが、手が震えてます。これぞ王道の中の王道!テンションが上がりすぎてどうにかなりそうです。この思いを吐き出さないと眠れそうにないので、語っていきます。

 

心臓の希望

 リコリコを去り日本を離れようとしているミズキとクルミクルミは飛行機に搭乗しながらも千束の心臓について調べ続けていました。そしてついに、千束の心臓を作った研究者を特定し、去年再びヨシさんと接触していることが判明しました。その研究者は改良した人工心臓をヨシさんに託しており、千束を助けることを約束していました。やはりありましたね、第二の心臓が。だからこそ今の心臓を壊すなんて無茶ができたわけですね。こうなると、ヨシさんが真島に捕まった事さえ、ヨシさんの計画通りだった可能性が出てきますね。その研究者と話すときも、実験動物みたいに話しているのがむかつきますが、助けるつもりはあるようです。

 それにしても、やはり解決策を見つけたのはクルミでしたね。最後の最後まで可能性を探し続け、見つけた瞬間に飛行機を降りていました。クルミもかなり千束のことが好きですよね。それも千束の人徳あってのことだと思います。第2話でクルミを死なせなかったからこそ、ここにたどり着けたというのがまた良いですよね。話は変わりますが、クルミが使っているゴーグルの性能良すぎませんか。音声認識で人や場所を探したり、時を前後したりと、さすが天下のウォールナットですね。クルミを仲間にできたことは、千束たちにとってこの上ない幸運だったのではないでしょうか。

 あとミズキを呼ぶときに生き別れの妹と名乗っていたのが可愛かったです。早く来いと全身でアピールしているのも可愛かったですね。

 

たきなの決断

 たきなを含むDAは延空木に潜む真島を殺すための作戦を決行します。そこにクルミから人工心臓のこと、千束が旧電波塔に向かっていることを知ります。そして自分も旧電波塔に向かうことを決断します。当然フキを含む他のメンバーからは否定されますが、エリカがたきなの代わりに戦うこと、もう二度とDAに戻れないとしても、ここでは千束を救えないと言い切ったことで、フキはたきなの離脱を認めました。第1話で、司令部からの指示に従うことしかしなかったフキが、おそらく初めて命令違反をした瞬間ですね。これも千束の「バカが移った」のではないでしょうか。フキも本心では千束に助かってほしいと思っているのでしょう。このシーンはフキの成長が見られますね。

 

リコリスの危機

 フキたちが目的地に到着したときには、他のリコリスがすでに真島の部下を殺害した後でした。真島の居場所を探していると、フキたちがいるフロアの映像が再び流れてしまいます。そしてリコリスの制服を着ているものに注意しろと一般人に警告し、一般人とリコリスが一触即発の事態になってしまいました。ともに撃ちあい、血を流すシーンもありましたね。これはさすがに隠蔽できないのではないでしょうか。そして一般人に銃を向けられてしまうと、リコリスもどのように対処したらいいかわからないですよね。これはリコリスの、ひいてはDAの最大の危機なのではないでしょうか。もはや真島を止めたところでどうにもならない気がします。どうやって収集をつけるのでしょうか。というかラジアータ、ハッキングされすぎでは?あらかじめロボ太が仕込んでいたとはいえ、最強AIにしてはやられすぎな気がしますね。

 そして映像が終わった後、フキたちのもとに大量のルンバみたいな機械が来て……大爆発します。フキたちも生きてはいるようですが、かなり大きなダメージを負ったようですね。心配です。

 

千束VS真島一派

 一方千束は、ミカと共に旧電波塔に到着し、単独で内部に潜入しました。ミカと別れる時の「行ってきます」が最高でした。真島の部下相手に単独で圧倒するあたり、さすがですね。足場のない外から登っていく際は、塔の柱などを巧みに利用し、ついにはだれ一人殺さずにヨシさんのところにたどり着きます。かっこよすぎる…。ヨシさんと再会した千束ですが、すぐに真島が現れます。シャッターが下りて暗闇になる中、ヨシさんはしれっと逃走していました。やはりこれも計画通りだったんでしょうね。自身を使ってまで計画を達成しようとする、もはや狂気さえ感じてしまします。

 

千束VS真島 そして再会

 暗闇の中、真島をとらえることができない千束は、驚異的な聴覚を持つ真島になすすべがありません。それでもギリギリのところでくらいついていくのが千束のすごいところですね。真島は千束に対してシンパシーを感じているようですが、千束は同じにされたくないと怒ります。そんな時、ヨシさんの携帯が鳴りました。それを見た千束は、何かを察したように真島から距離をとります。そして、ものすごい音とともに、たきながシャッターを破って現れました。このシーンは、本当にすごかったです。真島だけでなく、千束も心底驚いた表情をしていました。こんな表情は初めて見ましたね。そしてたきなと真島の攻防の末、たきなが数発の蹴りを、その隙をついて千束が何発か命中させることに成功しましたが、たきなの銃を奪われてしまいました。やはり戦闘において、たきなはこの二人と比べると一歩劣っているようですね。しかし、この二人がそろい、真島と向き合っているシーンは本当にかっこよかったです。それにしても、どうやってあの分厚いシャッターをぶち破ったんでしょうか。これも愛の力なんですかね。

 これまで散々、ちさたきの名シーンを見てきました。第3話の「わたしは君と会えて嬉しい」のシーン、「スカッとしたな」「ええ」のシーン、第9話の雪の中の別れのシーンなど、どれも最高クラスの素晴らしいシーンでした。しかし今回のこのシーンは、戦闘シーンにおける最高のシーンと呼べるでしょう。これまで千束とたきなが、本当の意味で共闘したシーンはありませんでした。第5話のジンと戦った時も、それぞれが単独で戦っていましたし、そのほかもチンピラレベルの相手しかいませんでしたからね。しかし今回は違います。今やラスボスに格上げされ、条件によっては千束さえ圧倒する敵に、二人で立ち向かう。これぞ王道の中の王道ですね。しかも千束からすれば、なぜたきながここにいるかさえわからないはずです。たきながここに来てくれたことは、もしかしたら千束にとって複雑な心境かもしれません。自分のために危険を冒したことを、千束は良く思わないですからね。しかし、たきなが来ていなければ、おそらく真島に負けるか殺されるかしていたでしょう。ここから最強コンビの反撃を見せてほしいですね。

 

ヨシさんの計画

 懸念があるとすれば、たきながここに来ること、それさえヨシさんの計画通りである可能性があることです。第7話でヨシさんはたきなに「君には期待しているよ」と言っていましたが、この状況がそれを物語っているような気がします。今後の展開の予想は以前語りましたが、本当にその通りになってしまいそうで心配です。しかしヨシさんにも千束の行動の予想はついても、たきなの予想はつけきれないのではないでしょうか。たきなというイレギュラーな存在が、千束の運命を左右すると思いますね。ただPV第3弾で一瞬だけ出てきた覚醒千束がまだ出てないので、真島を倒してめでたしめでたしとはいかない感じがしますよね。しかし、二人の力を合わせれば解決できないことなんてないはずです。ぜひ、ヨシさんの予想を超えてほしいですね。

 

まとめ

 というわけで、第11話について語りました。ラストシーンは本当に手が震えました。このアニメをリアルタイムで見ることができていること、これこそが僕の最大の幸せであると強く実感をしています。ラスト2話になってしまいましたが、まだまだ解決までは遠そうですね。しかし最強コンビが再開しましたので、必ずハッピーエンドになると信じています。最後まで二人を、そしてリコリコメンバーを信じて!また来週までの長い一週間を待ちたいと思います。では、この辺で。

 

二週分のちさたきがラストの一瞬で満たされていく……

 

おしまい