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34回目『リコリス・リコイル(第12話名言、名シーン)』

どうも、シオンです。

 僕の涙腺を崩壊させた第12話ですが、当然素晴らしい名言や名シーンがたくさんありました。今回は1話だけですが、どうせ最終回もすごい量になると思うのでちょうどいいのではないでしょうか。では書いていきたいと思います。

 

第12話

①「DAはどうしたんだよ~?」「やめてきました」(千束&たきな)

 まずはこれですね。真島を制した千束とたきなは力尽きたように寝転がります。その時の千束とたきなの会話ですね。千束としても、ここにたきなが来たのは本当に予想外だったのでしょう。とはいえ、「来ちゃったか~」って感じで、やっぱり嬉しかったんでしょうね。第3話でリコリコでの時間を試してみて、それでも戻りたければDAに戻ればいいという話をしていましたが、たきなはDAよりもリコリコを、千束を選んだということですね。そのあとの「バカだねぇ」も、照れ隠しみたいに感じますね。千束の言葉遣いも、大分砕けてきましたよね。少しずつ本心や素の部分が出てきているようで、たきなとの距離が縮まっているのがよくわかります。

 

②「動くな、次は眉間にぶち込みますよ」(たきな)

 たきなのブチ切れシーンですね。ここからヨシさんのこれまでの悪事を暴いていくんですが、前回も語ったように、ここのシーンは声優の若山さんの演技が本当にすごかったですね。たきなが怒りを必死に抑え込んでいるのがよくわかりました。

 

③「その心臓!私が抉り出してやる!!」(たきな)

 千束の命そのものである人工心臓が、ヨシさんに移植されていたことを知ったたきなが、躊躇なくヨシさんを殺そうとしたときの言葉です。先ほどまでの怒りと、唯一の希望が目の前にあること、そして何より、ヨシさんという存在自体が千束を苦しめていることで、とうとうたきなが爆発しましたね。千束は殺せないと言っているにも関わらず、たきなはヨシさんを何のためらいもなく殺そうとしました。千束に抑え込まれているにも関わらず、手を伸ばして心臓を奪おうとする姿にゾっとしつつも、それだけ千束のことを思っているというのがよくわかるシーンでしたね。

 

④「命を粗末にする奴は嫌いだ!嫌いだよ…ヨシさん…」(千束)

 追い詰められたたきなを守るために、ヨシさんを実弾で撃った千束ですが、駆け付けた千束になお自分を殺させようとするヨシさんに対して言った言葉です。このシーンは見ていて本当に苦しかったですね。千束も、ヨシさんがまともではないことにとっくに気づいているんですよね。実際、あと一歩でたきなを殺されるところだったわけですから。それでも、どうしても嫌いになりきれないんですね。かつて自分の命を救ってくれて、これまでずっとヨシさんのような救世主になることを願って、限りある命を精一杯生きてきたわけですからね。「嫌いだよ…ヨシさん…」と言う千束は、おそらく初めて泣いていましたね。本当に一瞬ですが。

 ここまで言われてなお、ヨシさんは千束に殺しをさせようとします。そしてとうとう、千束は袂を分かつように、アランチルドレンの証をヨシさんに返します。千束もミカに言われてわかってはいたはずなんですが、やはり相当ショックだったはずです。正直、ヨシさんがここまでまともではないとは思いませんでした。しかし、これまでしてきたことを思い返せば、まぁまともじゃないですよね。

 

⑤「心臓が逃げる!!!」(たきな)

 このシーンは本当にヤバかったですね。たきなは基本的に冷静で合理主義な性格で、感情を大きく表に出すタイプではありませんでしたね。千束と仲良くなってからは大分感情豊かになりましたが、それは千束やリコリコメンバーが特別なだけで、他の人と話すときはこれまでのような感じだった気がします。

 そんなたきなが、逃げるヨシさんと姫蒲を追うようにして銃を乱射し、千束に再び押さえつけられながらも、ヨシさんを殺して千束の心臓を取り返そうとする姿が大迫力でした。たきなはヨシさんのことを千束の心臓入り人体模型程度にしかとらえていないということが、この一言でよくわかりました。弾切れになった後も、何度もからの銃の引き金を引きながら、たきなからは考えられないほど大きな叫び声をあげていましたね。何が何でも心臓を取り返そうとしていることがよくわかりました。千束が助かるなら、自分の手が汚れることも、最悪千束に嫌われることも覚悟の上だった、そんなたきなの強い思いがこちらまで伝わってきた、作中トップクラスのシーンだったと思います。

 

⑥「嫌だ…千束が死ぬのは嫌だ……」(たきな)

 ヨシさんたちに逃げられ、力なくうなだれるたきなが言った言葉ですね。千束の寿命が残り2か月とわかった時も、それからもずっと、たきなは千束に死んでほしくないとは言ってないんですよね。千束はすでにそれを受け入れているし、千束を困らせてしまうことになるからでしょう。しかし、千束が生きられる希望だった心臓を手に入れられなかったことで、とうとうたきなの本音がこぼれてしまいました。涙交じりの絞り出すような声から、たきなの心情がものすごく伝わってきました。千束はヨシさんを殺して生きることはできない、しかし、たきなはヨシさんを殺してでも千束に生きてほしいんですよね。ヨシさんが頑として考えを変えなかったのと同じように、千束も自分の生き方を変えることはできないんですね。ただ、たきなの思いにも応えてあげてほしい。もし、もしも千束とたきなの立場が逆だったらどうなのかを考えてほしいです。千束の生き方、信念は決して間違っていないと思います。だからこその千束ですからね。しかし、それでも生きてほしいです。生きる選択をしてほしいですね。

 

⑦「お別れの時は、皆に来るよ。でもそれは今日じゃない、そうでしょ?」(千束)

 たきなの本音に対して、千束が返した言葉ですね。千束の寿命は残り僅かかもしれない。でも今日じゃない。限りあるからこそ、後悔なく過ごしたい。これまでの千束らしい言葉ですね。ただ、ちょっと達観しすぎてませんかね。これまで長くても成人までしか生きられない状況に慣れてしまっているせいか、どうも自分の命を軽く見ている感じがしますね。もちろん、後悔のないようにやりたいこと最優先にしてきた結果なのかもしれませんが。最終回で、千束の考えをたきながどのように変えられるかがカギになるのではないでしょうか。

 

⑧「ウォールナットに任せろ」(クルミ

 この一言にすさまじい説得力と安心感を感じるのは僕だけでしょうか。ラジアータがダウンして、リコリスの存在を偽装できなくなったと話すたきなに、クルミが言った言葉です。最強AIのラジアータポンコツ呼ばわりできるのはクルミだけでしょうね。そしてあれよあれよという間に、ロボ太の居場所の特定、リコリスの偽装工作をやってのけ、ラジアータを復旧させました。今回のMVPは間違いなくクルミですね。千束やたきなとは違うベクトルでかっこよすぎます。

 

⑨「100年早いわ!」(クルミ

 居場所を特定されたロボ太の「世界一のハッカーは僕だ!」という捨て台詞に対して、クルミが返した言葉です。格の違いがわかる、スカッとした場面でしたね。

 

⑩「ま、私の使ってくれればいいけど」(千束)

 待機命令を破ったフキに、千束はリコリコ送りになったら自分の制服を使っていいと言いました。これも、もうすぐ来る寿命のことを言っているのだと思いますが、こんなに簡単に言われると、言い返すに言い返せませんよね。

 

⑪「よう」「よっ」(真島&千束)

 ラストシーンで突如現れた真島と千束が軽い感じであいさつをしたシーンですね。まあ、冒頭の真島が結構あっさり倒れたので、また出てくるとは思いましたが、案の定でしたね。ここの千束、自分のカバンがいきなり投げられたのに、何の疑いもなく駆け寄っていきましたよね。多分、真島が来ていることをいち早く察知して、一対一に持ち込むように、わざと無防備に駆けだしたんだと思います。もう一度たきなが駆け付けるのかはわかりませんが、これが最終決戦になるのではないでしょうか。

 

まとめ

 今回はこれまでにないほどに色々なキャラの感情が爆発した回でしたね。特にたきなのシーンでは泣いてしまうほど感情が動かされてしまいました。いよいよ最終回ですね。どんな名言・名シーンがあるのか。楽しみに待ちたいと思います。

 

おしまい

 

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