言いたいことを言いたいだけ

アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

37回目『リコリス・リコイル(名言ベスト10)』

どうも、シオンです。

 

 リコリス・リコイルの14話放送を待っているんですが、いつやるんですかね。もう15話も放送していいころなんですが。…というネタを書こうと思っていたら、まさかのリコリコ14話がトレンド入りしている事態に驚きました。皆考えることは同じなんですね。同志たちの思いがよく伝わってきます。しかし寂しいですね。余韻がすごすぎて、今期のアニメをまだあまり見れていないほどです。まいったまいった…

 今回は、リコリコ全体を通しての名言をランキングにして10個ほど語りたいと思います。これまで各回ごとにまとめてきましたが、そこからさらに選別する感じですね。では、どうぞ。

 

名言ランキング

第10位

「私からの電話は3コール以内に出てください」(第8話・たきな)

 まずは、第8話で真島の突撃となりの晩御飯を喰らった千束に対して、たきなが言った言葉ですね。この3コールの合図が、第11話で真島に対して劣勢だった千束を救うカギになったわけですね。二人にしかわからない秘密のルールってなんかいいですよね。なんだかんだ重要な伏線にもなっていたので第10位にランクインです。

 

第9位

ウォールナットに任せろ」(第12話・クルミ

 第9位は、真島の策略によってリコリスの存在が明るみになりそうな絶望的状況において、クルミが言った言葉です。この圧倒的説得力、この一言で何とかなってしまうのではないかと、リアルタイムで見ていた時にはほっとしたのを覚えています。クルミがリコリコ側についたのは本当に幸運だったと思います。あと、当初は特になんとも思いませんでしたが、回を重ねるごとにクルミが可愛く見えてきましたね。とにかく、さすが天下のウォールナット、といったところでしょうか。

 

第8位

「自分でどうにもならないことで悩んでもしょうがない。受け入れて全力」(第9話・千束)

 第8位は、理不尽なことが多いと嘆くたきなに対して、千束が言ったこの言葉です。実に千束らしいですよね。これには僕もはっとしました。世の中には理不尽なことがたくさんあって、その多くは自分ではどうにもならないものです。しかしそれを嘆くのではなく、それを受け入れたうえで全力を尽くすのが大切だと。これは僕の今後の教訓にもしていきたい名言ですね。

 

第7位

「言ったほうが良かったのか!?お前の生き方は間違いだ、殺しを重ねれば、シンジはまたお前を助けてくれると…言えばよかったのか…!教えてくれ千束…」(第10話・ミカ)

 第7位はヨシさんの真実を千束に伝えたミカが、感情を抑えきれずに発した言葉ですね。この一言で、ミカがこれまでどれだけ苦悩してきたかがよくわかりますね。ミカとヨシさんの始まりは同じ方向を向いていたはずでした。ミカは千束をリコリスとしての道具と見ており、ヨシさんは殺人の道具として見ていました。しかしミカは千束と過ごすにつれ、道具としてではなく娘として見るようになってしまった。ヨシさんとの約束を破りたいわけではない、でも千束の意思を曲げて殺しをさせたくはない、という矛盾を抱えたまま10年を過ごしてきたわけですからね。でも千束は自由に選ばせてくれたミカに感謝をしていますから、ミカは間違っていなかったということですね。

 

第6位

「楽しいよ、たきなといればさ」(第9話・千束)

 第6位は、ちさたきのデートの中で、楽しんでいるか心配しているたきなに対して千束が言った言葉ですね。何かをするのが楽しいのではなく、たきなといることが楽しい、そんなこと言われたら、そりゃ惚れてしまいますわ。千束は天然のタラシですよね。初期のたきなを見ていると、本当によくここまで手懐けたものだと感心してしまいます。世間ではたきなのことを「狂犬」と言い表しているようですが、実に的確だと思います。千束は一流のドッグトレーナーですね。

 

第5位

「日本のバランスを取り戻す奴と現状を維持する奴、正義のヒーローはどっちだ?」「ビルから落ちなかった方じゃない?」(第13話・千束&真島)

 第5位は最終決戦直前の千束と真島の会話です。この後すぐにお互いに武器を構えるのが最高にかっこよかったです。正義とは何か、悪とは何か、誰かにとっての正義は誰かにとっての悪かもしれない。最終回のこの二人の会話はとても深いものがありましたよね。結局二人とも自分の正義のために戦ったわけですから。本当に、なんだかんだ仲の良い二人なので、続編があれば共闘することもあるかもしれませんが、その時はたきなが黙っていないでしょう。間違いなく噛みつくと思います。そして千束に待てされて、悔しそうににらみつけるのではないでしょうか。…最高です。

 

第4位

「ここでは千束を救えない、それだけです」(第11話・たきな)

 第4位は延空木での任務中に千束の動向を知ったたきなが、自分も旧電波塔に向かおうとしたときの言葉です。フキに二度とDAに戻れないと言われてなお、千束のところに向かおうとするたきな、千束のことが好きすぎて、これまで散々こだわっていたDAすらどうでもよくなっていますよね。少し話は変わりますが、第13話で千束がたきなのことを「一生懸命な友達」と表現していましたね。これに結構、友達止まりかよ、という意見があったようです。ですが、第13話の感想にも書いたんですが、千束にとって、友達って実はとても重要な存在だと思うんですよね。他のリコリコメンバーのことは「仲間」と表現していました。フキたちDAのメンバーは「仕事仲間」といったところでしょうか。するとどうでしょう、千束の友達って誰かいましたっけ?いないんですよね、これが。確かにたきなから千束に向けている矢印が大きすぎて、友達という表現が拍子抜けな感じがしますが、千束にとっての友達は唯一たきなだけなんですよね。これは特別中の特別と言ってもいいのではないでしょうか。お互いに特別だと思いあっているのは、最高に尊いですよね。

 

第3位

「心臓が逃げる!!!」(第12話・たきな)

 第3位は、千束の心臓入り人体模型ことヨシさんを追ってたきなが銃を乱射するのを千束に止められた際に言った言葉です。これ、かなり話題になったようですね。心臓が逃げるって、冷静に考えるととんでもない表現ですよね。つまり、たきなは冷静ではなかったということですね。初期の合理主義者であったたきなからは想像もつかないような激情にかられ大声で叫ぶ姿に、目頭が熱くなったのを覚えています。

 

第2位

「私は君と会えて嬉しい!嬉しい嬉しい!」(第3話・千束)

 第2位はDAに戻れないと知り噴水の前で落ち込むたきなに千束が言った言葉です。リコリコと言えばこの名言とこのシーンと言えるほど、有名なシーンではないでしょうか。たきなはそれまでDAでリコリスとして生きる自分しか想像できていませんでした。しかし、千束のまっすぐなこの言葉が、たきなに居場所があると伝えることにつながったのでしょう。たきなの人生を大きく変えた、そして結果的に千束の人生も大きく変えることになった、最高の名言と言えるでしょう。正直1位にしようかめちゃくちゃ迷いましたが、超僅差で2位としました。

 

第1位

「嫌だ…千束が死ぬのは嫌だ……」(第12話・たきな)

 栄えある第1位は、ヨシさんを逃がしてしまったたきなが力なくうなだれて、絞り出すように発したこの言葉です。千束が生きられる希望が目の前にあったのに、それを逃してしまった絶望感は、たきなにとってとても大きなものだったのでしょう。千束の寿命が残り2か月であると知ったたきなは、それまで一度も泣き言を言いませんでしたよね。しかし、いよいよ抑えられなくなってしまったたきなは、涙交じりの声で、まるで駄々をこねるように千束が死ぬのは嫌だと言いました。そりゃそうですよね。自分の人生を変えてくれた人が、死ぬことが確定してしまっているわけですから。しかも助ける手段がすぐそこにあったのに、あろうことかその助けたい人がそれを拒否しているわけですから。たきなの心境は察するに余りあるものがあります。初めて見せたたきなの強い本心に、僕の涙腺は崩壊しました。1位と2位の差は、僕が泣いたかどうかです。ここ数年、泣いた記憶は全くない中で、まさかアニメで泣くことになるとは思いませんでした。多分、このシーンだけ見てもなんとも思わないと思います。これまで積み上げてきた11話分の思いが、3か月近くの時間が、この感動を生んだのだと思っています。

 

まとめ

 というわけで、名言ランキングでした。こうしてみると、特定の回にまとまっている感じですね。名言の多い回と、名シーンの多い回があるような気がします。次回は、名シーンランキングを語っていきたいと思っています。言葉は無くても感動できるシーンがありますからね。もう少しだけ、リコリコを語っていきたいと思います。では、この辺で。

 

おしまい