言いたいことを言いたいだけ

アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

44回目『黒岩メダカに私の可愛いが通じない(1巻~6巻)』

どうも、シオンです。

今回は最近マガジンポケットアプリではまって、単行本全巻買ってしまったこの作品について語りたいと思います。設定としては無くはないかな~って感じなんですが、僕好みのキャラが多く、反応や表情がとても良きなので、かなり好きな作品です。では語ります。

 

 

あらすじ

 主人公の川井モナは息をするようにモテる美少女で、通っている高校でもモテモテだった。しかし2週間前に転校してきた黒岩メダカは、モナのアピールに対してまったく反応をしない。それが面白くないモナは、メダカをオトすために日々奮闘していく。

 

語りたいところ

 1話の途中まで読んだ時点で、メダカはいわゆる鈍感系か女性に興味がないからモナのアピールに反応しない感じかな~なんて思いながら読んでいました。しかしなんてことはなく、めちゃくちゃ反応しているんですね。寺の息子で、戒律で女性と仲良くするなというものがあるため、必死に反応しないようにこらえているだけで、内心はとんでもないことになっています。そりゃこんな可愛い女の子が、あの手この手でオトそうとアピールをしてくれば、反応して当然ですよね。メダカが正常な男子で安心しました。

 さてこの作品の魅力は、とにかくモナの可愛さに全振りしているということですね。メダカをオトそうするモナ、反応されず心の中で悪態をつくモナ、ちょっと無茶なオトし方をしようとしてメダカに返り討ちにあうモナなど、バラエティー豊かな可愛さが見られます。そしてモナは、これだけモテるにも関わらず恋を知らないんですね。メダカをオトそうと執拗にアピールを繰り返しメダカの反応に一喜一憂するモナは、完全に恋する乙女なんですが、本人は頑なに認めようとしません。いや、あんた好きですやん、とツッコミながら読んでいます。途中からライバルキャラである湘南旭(しょうなんあさひ)が登場するんですが、そこからモナの動揺がさらに加速します。完璧キャラだったはずのモナの学校生活は、メダカや旭に翻弄されるようになっていくのが面白いですね。何より読んでいて癒されます。

 

推しキャラの魅力

 この作品は出てくる女の子がみんな可愛いですね。特にメダカを巡って争うことになるモナと旭がかなり推せます。ただ、ほかにも推せるキャラがいます。その結果、この作品の推しキャラは前代未聞の4キャラです。こんなに絞れないのは初めてですね。人数が多いので少しずつ推しポイントを語っていきます。

 

川井モナ

 推しキャラその1で、本作品のメインヒロインですね。単行本のカバーにも「モナの、モナによる、モナの為の、モナ劇場です。」と書いてあるくらいなので間違いないです。大阪出身で1年前に東京に引っ越してきたのですが、普段は標準語でしゃべっています。猫かぶっているときは語尾に♡が付くのが面白いですね。しかし内心はゴリゴリの関西弁で、かなり腹黒いことも考えています。かなり頑張ってメダカにアピールをしますが、基本的にメダカは無反応です。それに落ち込むこともありますが、めげずに頑張るところが偉いですね。たまに望んだ以上の反応をされることもあり、カウンターをくらうモナの反応や表情がとても可愛いです。しかしモナの真の可愛さは、メダカへの恋心を自覚してからですね。あることがきっかけでメダカを好きと認めることになるのですが、ここからのモナはとにかく可愛いです。ちょっと五等分の花嫁の二乃に近い感じで、遠慮がなくなり、したいことをする!って感じになっています。今後、さらに可愛いモナが見られることを楽しみにしています。

 

湘南旭

 推しその2です。旭はモナやメダカの後輩で、1年生ながらバスケ部のエースのような存在です。おまけに勉強もできて、周りにこびないクールな性格なうえにスタイルもなかなかという、モナにも負けないくらいのハイスペックです。そんな旭ですが、メダカを見つけたとたん、ドリブルをしながら顔面からぶっ倒れました。その後何事もなかったかのように立ち上がるのですが、メダカと一緒にいたモナのことが気になって仕方がない様子です。実は少し前から、旭はメダカに一目ぼれをしていたんですね。これまで恋愛に全く興味がなく、一目ぼれなんてくだらないと一蹴していた旭ですが、一瞬で陥落しました。恋愛に全く免疫のない旭は、メダカを前にしただけで顔を真っ赤にしてしゃべれなくなってしまうほどです。そのためモナのことを猛烈に意識して敵対心を持つんですが、毎回大胆にアピールをするモナに対して、旭も負けず劣らずアピールをします。これが破壊力抜群なんですね。それこそモナにも負けないレベルです。こんなに可愛い同級生と後輩に迫られるメダカがうらやましくて仕方がないですね。さすがにメインヒロインであるモナのほうが優勢に描かれることが多いんですが、僕はどちらかと言えば僅差ですが旭のほうが好みなので、ぜひぜひ旭にも頑張ってほしいです。あと、屋上でメダカとお昼ご飯を一緒に食べたシーンが最高でした。

 

白浜美波

 推しキャラその3です。旭の友達なんですが、前の2人と比べると、登場回数は少ないですし、スポットに当たった回も特にありませんし、なんならメダカのことをなんとも思っていません。おそらくこれからもメダカとどうこうなることはないのではないでしょうか。では、どこが推せるのか。それは人当たりがいい感じがしつつも、何かと旭の為に画策をする策士なところですね。そして、何かと足踏みをしてしまう旭の背中を押してあげる友達思いなところもいいですね。あとなんといってもビジュアルが好きです。うまく言えませんが、特に目がいいです。あんな目で見られたら、なんでも見透かされそうな気がしますね。気持ち悪くてすみません……。

 

難波朋

 推しキャラその4です。モナの大阪での友達で子供のころからの付き合いです。そのためモナと距離が近く、モナが猫を被っていることも知っています。そしてモナがメダカに好意を持ちつつも、頑なに認めようとしない(というより経験がないので気づいていない)モナに、何とか気づかせようといろいろと手を尽くします。旭にとっての美波のような存在ですね。モナのことを茶化しつつも、親友の初恋を応援したいという思いやりのあるところが好印象ですね。あと、4人の中で一番色気があります。初登場シーンでも平気でナンパをするなど、男慣れしている感じもしますが、そういうキャラもたまにはいいですね。初対面のメダカに対しても、モナをたきつけるためとはいえ、なかなか攻めた行動をとっています。あと関西弁が可愛いです。朋も美波と同様に、メダカとどうこうなることはないでしょうが、出番が減ってほしくないキャラですね。

 

まとめ

 という訳で、ここまで語ってきたんですが、あらためて推しキャラが多いですね。現時点ではかろうじて旭が半歩リードくらいで、ほぼ同じくらい好きです。僕はストーリーや設定も大切ですが、推せるキャラがいるかで読む読まないを決めがちなんで、それだけ魅力的な作品だと感じているということだと思います。決して僕が優柔不断なわけではないはずです。それにしてもマガジンポケットをはじめとした無料の漫画アプリは本当に素晴らしいですね。こういうアプリがあることで、多くの作品に触れることができます。かといって完全に自由に読めるわけではないので、ついつい今回のように買ってしまうこともあるので、なかなかに戦略的だと思います。これからもいろいろな作品を読んで、新たな良作品を見つけていきたいと思います。

 

おしまい