言いたいことを言いたいだけ

アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

45回目『ぼっち・ざ・ろっく!(4話)』

どうも、シオンです。

 ついに4人そろった結束バンド、いよいよ本格的な活動が始まりましたね。気になる最初の活動は?ということで、今回も楽しみにしていましたが、しっかりと期待を上回ってくれました。特に先輩コンビの関係や、後輩たちとの触れ合いなどが非常に魅力的でした。では、語ります。

 

 

喜多ちゃんの猛特訓

 ぼっちちゃんとギターの特訓を続ける喜多ちゃんは、一応最後まで弾けるようにはなったものの、ギターに集中しすぎてボーカルとしての役割を果たせそうにないと悩んでいます。バンド素人の僕は「いや、ボーカルだけやればよくね?」と思ったんですが、それだと間奏の際に何もすることがなく、おろおろしそうとのことでした。そして、さらに頑張ると、きたーんスマイルを発動し、ぼっちちゃんの目を焼き切っていました。喜多ちゃんの陽パワーは、相変わらずぼっちちゃんの目に優しくないようですね。このコンビは普通のやり取りを見ているだけで面白いですね。その後ぼっちちゃんも一緒に歌おうと提案する喜多ちゃんに首をブンブン振って拒否しているのが可愛かったです。

 

バンドらしさとは

 4人そろったということで、より一層バンドらしさを追求していきたい虹夏は、いろいろと提案をしていきます。まずはバンドグッズとして、いろいろな色の結束バンドを腕に巻く、という提案をしました。バンド名をうまく活かしたグッズだとは思いますが、結束バンドを腕に巻くって…それはバンドらしいのでしょうか。一方喜多ちゃんは得意のSNSを担当することになり、ぼっちちゃんは何か言おうとおろおろしますが、作詞をするという重要任務を思い起こされ、より一層慌てていました。しかし喜多ちゃんがちょっと褒めたことで調子に乗って、安請け合いしてしまうのでした。

 

作詞よりサイン

 結局、1週間たっても全く作詞できないぼっちちゃんは、なぜかデビューした時のサインだけが決定していました。中学時代の作詞ノートを見返すと呪詛のような真っ黒な歌詞しかなく、これもダメ。メンバーの特徴を整理しようとノートに書きだしていましたが、それによって、ぼっちちゃんから見た他3人の特徴がわかりました。

 

 まず、虹夏は「褒め上手」となっていました。いや、間違ってはないんですが、もっと何かないんでしょうか。でも、虹夏は確かに人をその気にさせるのはうまい気がしますね。あれだけビビっていたぼっちちゃんもなんだかんだライブに出ましたし、バイトもこなしました。喜多ちゃんもぼっちちゃんのおかげというのもありますが、結束バンドに戻ってきてくれましたね。

 

 次にリョウは「喋らない、コミュ症とゆうわけではない、草を食べる」となっていました。ぼっちちゃんにとって、近いようで遠い存在ですよね。でもぼっちちゃんのような陰キャではないことが証明されていますから、そこに少し距離を感じているのではないでしょうか。あと、草を食べたのがよっぽどインパクトがあったようですね。

 

 最後に喜多ちゃんは「優しい、可愛い」となっていました。おお、これは…ぼっちちゃんとしては、喜多ちゃんは陽キャであり、性格も見た目も理想的な存在なのでしょうね。ただ、ぼっちちゃんと喜多ちゃんも共通点はあって、肝心なところで逃げてしまったこと、それでもあきらめきれずにしがみついているところなど、陰と陽の違いはあれど、どこか似ているのではないでしょうか。

 

 この考察をしたことで、歌うのは喜多ちゃんであること、喜多ちゃんにあうのは「きたーん」とした明るい歌を作ることを決めました。この時にぼっちちゃんにとっての明るい人像は、パリピであることがわかりました。クイーンオブウェーイってなんだよ(笑)とめっちゃ笑ってしまいました。その後、青春ソングではなく応援ソングを作ろうとしますが、ぼっちちゃんにとっては苦手な分野のため、なかなかうまくいかず、薄っぺらい歌詞ばかりができてしまいます。

 

アー写を撮ろう

 虹夏たちに呼び出されたぼっちちゃんはさっそく土下座をします。街中で開幕土下座って、なかなかヤバいのでは…。ぼっちちゃんとしてはなかなか歌詞が書けないことを責められるのではとビビっていましたが、アー写を撮ろうとしていたようです。HPやチラシなどにのる写真のことですね。これまでのアー写もあるにはあるんですが、虹夏とリョウ、そして逃げた喜多ちゃんはまさかの卒業アルバムの欠席者スタイル。これはひどい…。ぼっちちゃんをして、「こんなにひどいアー写は見たことがない」というほどでした。

 

 で、撮影スポットを探す4人ですが、なかなかピンとくるところがありませんでした。公園の遊具ではしゃぐ喜多ちゃんが可愛かったです。楽器を持った方がいいのでは、と提案する喜多ちゃんに、確かに!と思う僕でしたが、虹夏はドラムのためドラムスティックしか持てないのでダメだそうです。うーん、難しいですね。

 

 その後、ぼっちちゃんがいい場所を見つけました。それを伝える際、虹夏の後ろからそろりと手を添えるぼっちちゃんが、ちょっとホラーでした。で、撮影を開始しますが、ぼっちちゃんが幽霊ではないかというようにひたすら下を向いて、映っていました。写真慣れしてないのがよくわかります。そして、喜多ちゃんのSNSを見て、自分との差にショックを受けツチノコになっていました。SNSをやろうという提案には、異常なほどに拒否反応を示していました。これ、主人公なんですよね?めっちゃバグってましたけど…。ぼっちちゃんには強い承認欲求があるようで、それが抑えられなくなってしまうようです。まあ、これまでずっと一人だったわけですからね。仕方ないのですが。

 

 その後も苦戦する4人に、喜多ちゃんがジャンプすることを提案します。そうです、いわゆる「きららジャンプ」というやつです。1回目は、ぼっちちゃんのパンツが丸見えだったようです。…リコリコの時といい、パンツネタがあるアニメは神アニメなのでは…?で、2回目はOPで流れる写真と同じものが撮れました。あの写真はここで撮ったものだったんですね。この写真、めっちゃいいですよね。

 

リョウの想い、そして名言

 作詞ができず悩むぼっちちゃんは、リョウに相談をします。いつもは何を考えているかよくわからないリョウですが、歌詞を読んでいる姿は非常に様になっていました。で、一言、「ぼっち的にはこの歌詞で満足?」と問いかけます。そしてリョウは過去を語ります。かつていたバンドは青臭くも真っすぐな歌詞が好きだったのに、売れるために売れ線になっていくのが嫌になって辞めたようです。バンドそのものが嫌になっていた時に、虹夏に声をかけられて結束バンドを結成したようです。リョウは、個性を捨てたら死んでいるのと一緒とばっさりと切り捨て、つまらない歌詞ではなく、ぼっちの好きなように書くように伝えます。そしてここで、名言が出ました。

 

「バラバラな個性が集まって、一つの音楽になって、それが結束バンドの色になるんだから」

 

 これ、PVでも出てましたが、超名言ですよね。リョウは普段は感情が読み取りづらいところがありますが、誰よりもバンドのことを考えていることがよくわかります。個性を押しつぶすのではなく、個性を集めて一つにする、というのがものすごくいいです。そして、それこそがバンドの色になると。今回で一気にリョウの株があがりました。虹夏といいリョウといい、先輩ズは頼りになりすぎではないですか。こんな先輩がいるからこそ、ぼっちちゃんも辞めずに頑張ろうと思えるんでしょうね。そして、これだけかっこよく決めた後に、金欠でぼっちちゃんにご飯をおごってもらうという締まらなさがまたいいですね。ぼっちちゃんも見直した後に、すぐ前言撤回していました。

 

作詞完成!

 その後、寝る間も惜しんで作詞をしてきたぼっちちゃんは、暗さはあるもののぼっちちゃんらしさがよく出たものになっており、リョウを含め3人からは高評価でした。少ないかもしれないけど、誰かに深く刺さると太鼓判を押しています。そしてリョウとぼっちちゃんの距離は急速に縮まっており、お互い不気味に笑いあっているのが良かったですね。

 

 ここまではよかったんですが、部屋いっぱいにアー写を印刷して部屋いっぱいに貼るぼっちちゃん、うへへへへぇと笑うぼっちちゃん、超怖かったです。軽くホラーでしたね。ヤンデレ感がすごかったです。重ねて確認しますが、主人公ですよね?

 

まさかのED変更!こちらも神曲

 個人的に一番驚いたのが、EDが変更になったことですね。今回だけの特殊EDかと思いましたが、どうも違うようです。今後も何曲か出るんでしょうか。「Distortion!!」はもちろん好きだったんですが、今回からの「カラカラ」もかなりいいですね。これはEDアニメーションからして、ぼっちちゃんをイメージしているのでしょうか。今後も変わるのであれば、4人をイメージした曲がつくられるのでしょうかね。それも楽しみですね。で、EDが終わった後の次回のタイトル画面の映像なんですが、毎回めっちゃ細かい!と思って、感心して見ています。こんなところまで力を入れるなんて、本当にすごいです。

 

まとめ

 というわけで、4話について語りました。今回はリョウが全部持っていきましたね。少しずつ前進する結束バンド、早くライブシーンを見たいですね。あと、やはり喜多ちゃんが入るとますます面白いです。普段は常識人なのに、リョウが絡むとぶっ壊れる感じが最高ですね。次回が待ち遠しいですが、ネタバレ防止のため原作は読まずに我慢します。では、また。

 

おしまい