言いたいことを言いたいだけ

アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

51回目『ぼっち・ざ・ろっく!(8話)』神回を超えた神回!これが「ぼっち・ざ・ろっく」だ!

どうも、シオンです。

 

 いやぁすごかったですね。やっぱりライブシーンがある回は神回確定ですね。5話も神回だったんですが、8話はそれを超えてきたと思います。相変わらずの神作画で描かれるライブシーン、そしてぼっちちゃんと虹夏のやり取りでついに…!というわけで、語っていきます。

 

 

台風直撃…

 前回、ライブ当日に台風が直撃したシーンで終わりましたが、今回はその続きからでした。台風の影響で喜多ちゃんの友達やぼっちちゃんの両親はライブに来られなくなってしまいました。

 

 星歌さんがわかりやすく落ち込んでいたのが良かったですね。虹夏達が頑張っていたのを知っている星歌さんは、立場上厳しいことを言わなければいけないですが、内心はめちゃくちゃ応援していたのでしょうからね。

 

 とはいえ、6話で出会った廣井きくりや路上ライブを見てチケットを買ってくれた女の子たちは雨の中来てくれました。ぼっちちゃんのファンだからと言われ、ぼっちちゃんのテンションは最高潮になりましたね。笑い方が気持ちわるすぎて、人違いだと思われてしまったのがぼっちちゃんらしいですね。

 

ライブスタート…しかし…

 結局来てくれたのは、他のバンドのファンを含めて10人くらいでした。しかもほとんどの人が結束バンドのことを知らないという超アウェーな中でのライブとなります。まあ、初ライブですからね、当然ですが。明らかに興味なさげにスマホをいじられると、さすがに4人もぎこちなくなってしまいました。

 

 1曲目は5話のオーディションで神ライブを披露した「ギターと孤独と蒼い惑星」でした。しかし、明らかにあの時とは違っていました。聞いているだけでわかるくらいドヘタに描かれており、逆にすごい。ヘタだとわかる、音が外れたり、喜多ちゃんの歌のテンポが速かったり、それを違和感のないような形で違和感を出している。このあたりの描き方が本当に丁寧ですよね。

 

 そして今回分かったのは、ぼっちちゃんはバンド全体の音を完璧に聞いて把握しているということですね。普段からぼっちちゃんは、誰よりも早く他の人の変化に気づいていましたが、ここでもその力が発揮されているようです。他の3人の調子が良くないことに、自分の演奏をしながら気づいていました。僕は音楽はやらないのですが、これってすごいことなのではないでしょうか。

 

再び覚醒!これがギターヒーローだ!

 1曲目が終わり、拍手をしてくれたのはぼっちちゃんのファン2人だけでした。それもかなりお情けでといった感じでしたね。これは仕方がないですが。

 

 2曲目に入るときもかなりぎくしゃくしていて、もうだめかと思った時、ぼっちちゃんが再び覚醒します。1人で演奏をはじめ、スーパーテクニックを披露します。

 

「このままじゃ嫌だ!」

 

 という言葉と共にぼっちちゃんの強い意志が見えましたね。素人の僕でもわかるくらいものすごいテクニックに、星歌さんやPAさん、ファンの2人もあっけにとられていましたが、ここで一番最初に気づいたのがきくりというのが最高でしたね。鋭いぐるぐる目で、ぼっちちゃんの変化を感じ取っていました。

 

 そして他の3人も驚いたようにぼっちちゃんを見て、虹夏とリョウは力強くうなずきあいました。そして2曲目「あのバンド」の演奏が始まります。

 

 このライブ映像は本当にすごかったですね。ぼっちちゃんがこれまでにないくらいぬるぬる動いていました。1曲目と明らかに違う演奏に、全く興味なさげにしていた他の観客たちが完全に見とれていたのが気持ちよかったですね。これが結束バンドの本当の力なんだと。演奏が終わった後の星歌さんのどや顔が可愛すぎましたね。しっかりときくりに写真を撮られていましたね。ファンの2人も「めっちゃかっこよかった!」と大興奮していました。

 

打ち上げにて、ぼっちちゃん…灰になる

 無事ライブを終えた結束バンドと星歌さんたちは打ち上げをしますが、頑張りすぎたぼっちちゃんは灰になっていました。あしたのジョーなのか、フランダースの犬なのか…。これがギターヒーローなんですよね…。今回は本当に頑張ったから仕方がありませんが。

 

 あれだけの演奏をした後も、ぼっちちゃんはいつも通りで、喜多ちゃんの陽キャオーラにあてられていましたね。そしていつものぼっちワールドに突入します。崩れたぼっちちゃんの顔をリョウと喜多ちゃんが紙やすりでこすって直していたのがめちゃくちゃ面白かったです。喜多ちゃんがかなりぼっちちゃんの扱いが雑なんですよね。リョウがミスったといっても、喜多ちゃんは大丈夫ですよ♪と言ったり、明らかにあごの長い顔になったぼっちちゃんを見て、大体こんな感じですよ♪と言ったりしていました。この時のぼっちちゃんの顔で大笑いしてしまいました。

 

 しかしそんな喜多ちゃんにもまさかの弱点がありました。リョウに「郁代」と呼ばれて固まってしまったんですよね。実はちょっと気になっていたんですが、リョウが喜多ちゃんのことを呼ぶのって今回が初めてなんですよね。なんて呼んでいるんだろうなと思っていたのですが、名前呼びでしたね。なんかいいですね。てっきり憧れのリョウに名前を呼ばれて嬉しくて固まっているんだと思いましたが、喜多ちゃんは「郁代」という名前にコンプレックスがあるようです。いい名前だと思いますけどね。ぼっちちゃんと同じように顔が崩れていました。これはレアですね。そのあとまさかの1話のぼっちちゃんと同じミジンコポーズをとっていましたね。意外な弱点でした。

 

虹夏の本当の夢

 虹夏の姿が見えないことに気づいたぼっちちゃんは、虹夏を探しに店の外に行きます。そこで虹夏を見つけて話しかけるんですが、ここで虹夏からまさかの一言が。

 

「ぼっちちゃんがギターヒーローなんでしょ?」

 

 ここで思わず「おお!」と言ってしまいました。ついに虹夏が気づきましたね。あのスーパーテクニックを披露した時にハッとした表情をしていましたからその時に気づいたんでしょうね。

 

 ギターヒーローが自分でがっかりしたかと尋ねるぼっちちゃんに、虹夏は否定をしながら自分の過去について話します。

 

 僕は以前語ったように、伊地知姉妹の過去を描いた番外編を読んでしまったので、知っていましたが、虹夏は幼いころに母を亡くしていて、一時は不登校になりかけていたんですよね。そんな虹夏を星歌さんはライブにつれていき、虹夏は元気を取り戻して自分でもバンドをしたいと思うようになったんですね。

 

 そしてSTARRYは、星歌さんが虹夏のために作ったライブハウスだと虹夏は語ります。そして5話で語っていた虹夏の本当の夢が明らかになりました。

 

「お姉ちゃんの分まで人気のあるバンドになること」

「STARRYをもっと有名にすること」

 

 …これが僕の推しキャラですよ。武道館ライブの先にある夢、まさに虹夏のバンドにかける強い想いですね。だからこそ虹夏はバンドに対して並々ならぬ想いがあったし、物販に対しても貪欲であったんですね。これは熱すぎる…。

 

ぼっち・ざ・ろっく!

 そんな虹夏も、実際にバンドをしてみると無謀な夢なのではないかと感じていましたが、そこに現れたのがぼっちちゃんでした。

 

「とんでもなくヤバい状況をいつも壊してくれたのが、ぼっちちゃんだったよね!」

「今日のぼっちちゃん、わたしには本当にヒーローに見えたよ!」

 

 こんなこと言われたら泣いてしまいますやん…。一生虹夏についていきたくなりますやん…。まあ、実際その通りなんですけどね。

 

 オーディションの時も、今回のライブも、ぼっちちゃんが覚醒するのは、結束バンドがピンチの時でした。これがヒーローでなくて何だというのでしょうか。

 

 虹夏はリョウと喜多ちゃんにもそれぞれ大事な想いをバンドに託していると話しながら、ぼっちちゃんのバンドをする理由を尋ねます。

 

 これまでのように、売れてちやほやされたい、というのかと思いましたが、今日のぼっちちゃんは一味違いました。

 

「ギタリストとして、皆の大切な結束バンドを最高のバンドにしたいです!」(あ…あ…それで全員で人気バンドになって、売れて学校中退したい…)

 

 …後半がなければなあ…。でも、ぼっちちゃんの明確な意思が初めて伝わった瞬間ですね。これは感動しました。

 

 そしてラスト、ぼっちちゃんがいたら夢を叶えられると確信したという虹夏は、ぼっちちゃんにこう伝えます。

 

「だからこれからもたくさん見せてね」

「ぼっちちゃんのロック…」

「ぼっち・ざ・ろっくを!!」

 

 ここでまさかのタイトル回収!サブタイトルも「ぼっち・ざ・ろっく」だったのは、この一言のためだったんですね。…あれ、これって最終回でしたっけ?そしてここから新EDの「なにが悪い」が流れる展開が最高すぎる。しかも虹夏がボーカルという神っぷり!これはたまらん!

 

まとめ

 というわけで、8話について語ったわけですが、ライブ回に間違いはないですね。本当にすごかった。興奮しすぎてなかなか眠れなくて、現在寝不足気味でこの記事を書いています。あと、YouTubeに今回のライブ映像と「あのバンド」のリリックビデオが配信されましたね。こちらも何度リピートすることになるかはわかりませんが、楽しみたいと思います。

 

 今回の記事は書いていて本当に楽しかったです。様々な要素が完璧にはまっていて、気になっていた虹夏の本当の夢も明らかになりました。あとライブシーンは何度見られるのでしょうか。日常回は日常回で、笑いどころ満載なので、次回も楽しみにしたいと思います。では、この辺で。

 

おしまい

 

※伊地知姉妹の番外編の記事はこちら(ネタバレはありません)

 

shionbook.hatenablog.com