言いたいことを言いたいだけ

アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

57回目『ぼっち・ざ・ろっく!(12話・最終回)』そして伝説へ…!期待を超える最終回が神すぎる!!

どうも、シオンです。

 とうとう最終回…。期待を裏切らない素晴らしい回でしたが、終わってしまったという虚無感がすごい…。リコリコロスもすごかったですが、ぼざろロスもかなりのものです。こういう時は、しっかりと語りたいことを語ってテンションを上げていきたいと思います。あと、YouTubeに出ていた予告がタイトルコールと、結束していない結束バンドの掛け声だけというこれまでにない感じだったので、期待感がめちゃくちゃ高まっていたことも付け加えます。では、語ります。

 

最後の神ライブ!

 冒頭からライブシーンで始まった最終回、1曲目から新曲でした。曲名は「忘れてやらない」で、これまでの「ギターと孤独と蒼い惑星」や「あのバンド」と違い、かっこいいというより可愛い喜多ちゃんの歌が印象的でした。喜多ちゃんのウインクが可愛すぎる…!そして曲のラストでタイトルが出る演出が最高ですね。

 

 1曲目が終わってかなり盛り上がったことに安心したぼっちちゃんでしたが、何か違和感がある様子でした。きくりもそれに気づいたようですね。ギターを気にしていたので、何かあったのでしょうか。

 

 そして2曲目、「星座になれたら」が始まりました。この曲はぼっちちゃんのギターソロがある曲ですね。しかし、ぼっちちゃんのギターの1弦と2弦のチューニングが異常に合わないという非常事態が発生していました。そして1弦は切れてしまい、2弦のペグが故障していてチューニングできないという最悪の事態が起こってしまいました。きくりも、これじゃソロはできないというほどの大ピンチに陥ってしまいます。やはり毎日6時間の練習を3年以上続けてきたことで、さすがに限界が来てしまったのでしょうか。お父さんのですしね。といっても、こんなタイミングで壊れなくても…。

 

ヒーローのピンチを救ったのは…!

 1弦が切れ、2弦も使い物にならない最悪の状況に陥ってしまったぼっちちゃんは、自分のせいで文化祭ライブを台無しにしてしまうと、パニックになってしまいます。

 

 これまでオーディションや初ライブなど、とんでもなくヤバい状況を壊してきたぼっちちゃんですが、今回は逆にぼっちちゃんの大ピンチでした。この状況を打ち破ることはできるのか…。正直ヤバいと思いましたが、ここでもう一人のヒーローが登場します。

 

 それが、我らが喜多ちゃんでした。ほんの数秒ではありますが、喜多ちゃんがアドリブの演奏を始めたのです。おそらく、ぼっちちゃんが冷静になるための時間を稼ごうとしたのでしょう。初ライブでは、ぼっちちゃんのアドリブで他の3人が冷静になり、最高の演奏をすることができました。そんなぼっちちゃんを見ていたからなのでしょうか、喜多ちゃんも同じアドリブでぼっちちゃんを助けたんですね。ここの喜多ちゃんは超かっこよかったです。

 

 そして喜多ちゃんは、ぼっちちゃんのことを信頼しきったような視線を向け、こう思うのでした。

 

「皆に見せてよ…!本当は後藤さんは、すごくかっこいいんだってことを!」

 

 そしてそれを見たぼっちちゃんは、きくりが飲んだカップ酒のビンを使い、「ボトルネック奏法」でこのピンチを切り抜けます。…何それ?と思いましたが、きくり曰く、チューニングがずれていても関係ないとのこと。へー、よくわからんけど、まあカップ酒のビンを使って演奏する時点でとんでもないことなのはわかります。とにかく、何とかこのピンチを切り抜け、無事に演奏を終えることができたのでした。

 

 今回のライブシーンを見て、喜多ちゃんの表情がこれまでにないほど柔らかくなっていることから、余裕を感じるというか、本当に上達しているということがわかりましたね。ぼっちちゃんに触発されて、リョウに教わって練習を重ねた成果が出たのではないでしょうか。

 

ライブを終えて…ぼっちちゃんやらかす!

 2曲目の演奏を終えて、会場は大盛り上がりでした。それを見るぼっちちゃんと、ぼっちちゃんの息遣いが最高でした。ぼっちちゃんが見たいと思っていた、観客の笑顔がそこにはありましたからね、思考が感情に追いついていない感じでしたが、嬉しいですよね。

 

 そして、ついにぼっちちゃんが皆に認知されていきます。「ご…なんとかさんもよかったぞー!」という声が聞こえ、驚くぼっちちゃんに、喜多ちゃんが一言くらいなにか言わなきゃとマイクを向けます。

 

 いやーこれ、喜多ちゃんとしてはかっこいいぼっちちゃんをもっと見てほしいからなのかもしれませんが、陰キャにこの振りはキツイ…。人前で話すのが苦手な陰キャにこういうアドリブを求めるのはダメですね。

 

 案の定、言葉に詰まってしまうぼっちちゃんですが、ふと目に入ったカップ酒のビンを見て、ある光景が目に浮かびます。それは10話で見たきくりのライブシーンでした。これだけでも、ぼっちちゃんのバンドマンとしての理想がきくりにあることがなんとなく伝わっていいですよね。

 

 そしておもむろに観客席に向かって歩みを進めるぼっちちゃん、まさか…。と思っていたら、突然観客席にダイブしました。きくりのときは、訓練された観客たちですからしっかりと受け止めてくれていました。しかし今回はただの高校生ですからね、誰も受け止めてくれず床にたたきつけられてしまいます。何やってんの…。

 

 それを見たリョウときくりは大爆笑していました。最低だこの二人…。そして終わった…と薄れゆく意識の中、思うぼっちちゃんなのでした。

 

保健室にて、二人の絆

 保健室で目を覚ましたぼっちちゃんの傍には喜多ちゃんがついていてくれました。謝るぼっちちゃんでしたが、むしろ盛り上がっていたようですね。まあ、いきなりダイブするような奴が居たら盛り上がりますよね。

 

 喜多ちゃんに対して、いつのまにか上手になっていて驚いたと伝えるぼっちちゃん、11話の練習の時もうすうす感じていたようですが、それ以上だったようですね

 

 それを聞いた喜多ちゃんは、自分は皆を惹きつけられるような演奏はできないけど、合わせるのは得意みたいだからと話します。皆を惹きつけられる演奏というのは、ぼっちちゃんのことですよね。喜多ちゃんの理想はぼっちちゃんにあって、それを目指してリョウと特訓をしていたのでしょう。しかし、現実はそこまで届いていないということに、どこかコンプレックスを感じているようでした。

 

 まあ、ぼっちちゃんは毎日6時間の練習を3年以上続けてますからね。まだ初めて数か月の喜多ちゃんが追いつくのは無理だと思いますが、それでも、喜多ちゃんの演奏に確かにぼっちちゃんは助けられていましたよね。もっと自信をもっていいと思いますが。

 

 ここで最高のシーンが訪れます。これからももっとギターを頑張るから教えてね、という喜多ちゃん。そして「後藤さん」と言いかけ…

 

「ひとりちゃん」

 

 …喜多あああああ!…あ、間違えた。キタああああああああ!!!

 

 ついに喜多ちゃんがぼっちちゃんを名前呼びしましたね。これまで超陽キャの喜多ちゃんにしては、後藤さんというどこか他人行儀な呼び方をしていましたが…。とうとう名前呼びですよ。いやあ尊いですね。最高ですね。

 

 ここで喜多ちゃんが「ぼっちちゃん」ではなく、「ひとりちゃん」と呼ぶのがまたいいんですね。家族以外で「ひとりちゃん」と呼ばれたのは初めてでしょうし、なんか特別感があって大変よろしいですね。できれば、もっと喜多ちゃんの「ひとりちゃん」呼びを聞きたかったです。具体的にはあと12話くらいですね。

 

 この次のシーンで、初めて学校で喜多ちゃんがぼっちちゃんを見かけたシーンが流れるのがまたいいんですよね。そして、喜多ちゃんの目標は「ひとりちゃんを支えられるようになること」になったようですね。うん、たまらん。制作の皆さまは大変「わかって」いらっしゃる。

 

 そしてぼっちちゃんは、帰り際、自身が他の生徒に認知され始めていることを知ります。すれ違った男子生徒に、「あ、ダイブの人」「あぁ、ロックのやべー奴か」と言われていました。…間違ってないけど、あんまりじゃないでしょうか。他にもあったでしょうに…。そして、絶対学校を辞めてやると決意するぼっちちゃんなのでした。

 

壊れたギターと新しいギター

 Bパートに入り、開幕土下座をかますぼっちちゃん、最終回にこんなことを思いたくないですが、本当に主人公(ry

 

 お父さんにギターを壊してしまったことを謝るぼっちちゃんですが、そこまで重症ではないようですね。なんか破壊用ギターとかもあるようですね。…ロックって奥が深い…。で、お父さんに肩車をして遊んでとせがむふたりちゃんが可愛すぎる…!

 

 これを機に新しいギターを買わないかと提案するお父さんは、おもむろに大金をぼっちちゃんに渡します。ぼっちちゃんはビビりますが、これはギターヒーローの動画にお父さんが広告収入をつけて得たもののようですね。ぼっちちゃん、すげえ…。

 

 金額は30万円あるようで、10万円のギターを買って残りでライブのノルマを払うことでバイトを辞めようと考えたぼっちちゃんは、超スーパーぼっちちゃんになりますが、辞めるということを切り出せないぼっちちゃんは、結局辞められないのでした。

 

 次にぼっちちゃんは、星歌さんに貢いで辞めさせてもらおうと考えますが、星歌さんは特に何もいらないとのこと。実は星歌さんの誕生日が近いようで、それと勘違いした星歌さんは、ぼっちちゃん優しいと顔を赤らめつつ、サプライズ派なんだとつぶやきます。…星歌さん可愛い。でもこのままだと何ももらえないような気がしますね。

 

 そして4人で楽器屋さんに行くことになりますが、ぼっちちゃんはネットで買いたかったようですね。店員さんとの絡みが怖いようです。そして話しかけられないように頭を振りまくりますが、逆に目立って話しかけられてしまうのでした。

 

 その後ギターを見る4人ですが、一人取り残されるドラムの虹夏はどこか寂し気でした。そして、ギターとベースを買おうかな~とつぶやくと、リョウにギターとベースでドラムを演奏するゴリマッチョな虹夏を想像されてしまいました。ここ、超笑ってしまいましたね。最終回になんつーもんを見せるんだ…。

 

 ぼっちちゃんはカッコいいギターを見つけましたが、ここで店員さんに話しかけられて固まってしまいました。そして喜多ちゃんの腹話術の人形のように、喜多ちゃんに操られるぼっちちゃんなのでした。成長したと思いきや、やはりこういうところはまだまだですね。ここも超笑いましたね。そして「ひとりちゃん」と連呼する喜多ちゃんが可愛すぎました。なんか慈愛に満ちた声でしたね。最高です。

 

 そして帰り際、皆と帰りながら笑顔になるぼっちちゃんが可愛かったです。

 

満を持して、ぼっちちゃんボーカルのED

 その後、新しいギターを担いでかっこいいとつぶやくぼっちちゃんでしたが、壊れたギターの視線を感じたのか、ギターに土下座をしていました。最終回に2回土下座(うち1回は無機物)する主人公って…一周回って新しいですね。

 

 そしてEDが流れたのですが、ついにぼっちちゃんのボーカルの曲が流れました。しかもアジカンの「転がる岩、君に朝が降る」のカバーでしたね。これは最高すぎる。ちなみに、1話のタイトル「転がるぼっち」と12話のタイトル「君に朝が降る」を合わせるとこの曲名になるというのが話題になっていましたよね。本当に色々と考えられていて、最高の作品でしたね。

 

 8話もそうでしたが、12話のEDもクレジットが下から上に流れる映画スタイルで、本当に映画を見終わったかのような満足感がありました。

 

 ラストはぼっちちゃんが一人で歩きながら「今日もバイトか」とつぶやいて終わりました。ここからも、また結束バンドでの日々が続くことを示唆する感じがよかったですね。

 

まとめ

 というわけで、ぼっち・ざ・ろっく!の最終回を語りました。正直、最初はそこまで期待していませんでした。なにせリコリコロスがすごかったので…。しかしこの作品、想像の100倍くらい面白かったです。ライブ回はどれも神回でしたし、何よりそれを支える日常回、ひいてはぼっちちゃんの百面相が最高に面白かったですね。

 

 とりあえず原作と円盤、アルバムは買ったわけですが、リコリコグッズに投資しすぎたせいで金欠なので、これ以上のグッズ購入は難しいかもしれません。原作も買ったはいいんですが、2期が来る可能性が高いことから読もうかどうかは悩んでします。まあ、読むと思いますけどね。ネタバレなしで見ることの面白さを知ってしまったので、ちょっと考えてしまいます。

 

 さて、冒頭でも少し語りましたが、ぼざろロスがすごいです。これまでのライブシーンやリリックビデオを見まくるつもりではありますがそれでもつらい…。リコリコロスと合わさってとんでもないことになっています。とはいえ、7月からの半年間はこの2作品のおかげで本当に楽しかったです。これまでアニメを見てきた中で、一番幸せな半年でしたね。2期は間違いなく来ると思いますので、それを楽しみにしたいと思います。では、この辺で。

 

おしまい