言いたいことを言いたいだけ

アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

76回目『もののがたり(3話)』

どうも、シオンです。

 

 もののがたり3話を見ました。兵馬の変化、本格的な戦闘シーンなど、どんどん面白くなっている感じがします。戦闘シーンはかなり迫力があり、兵馬の表情には恐怖を覚えるほどでした。では、語ります。

 

 

最後の一人、結の怒り

 兵馬が長月家に居候するための条件で、ぼたんの付喪神である6人から署名をもらうことが必要となっていますが、前回までで薙、硯、鏡の3人に署名してもらうことができました。そして冒頭で、すでに羽織と匣も署名をしていました。

 

 鏡は前回、兵馬に助けてもらったこともあり、ずいぶん兵馬を気に入ったようですね。こうやって少しずつ歩み寄っていく感じは、見ていてほっこりします。ぼたんも最初の怒りはどこへやら、今は兵馬を応援する側になっています。

 

 そして、残り一人の結と付喪神狩りに同行する兵馬ですが、結はかなりお怒りのようです。どうも結はぼたんのことが大好きで、ぼたんを傷つける者を許さないようですね。このことから、結が怒っているのは自分たち付喪神を危険だと言われたことではなく、その結果ぼたんが泣いてしまったことであることがわかります。そしてかなりのクールキャラ…。いいですね、いいですよ…。

 

 兵馬はまだ半日あるから、と言っていますが、結は兵馬を受け入れることができるのでしょうか。

 

兵馬の憎しみ…しかし…

 兵馬に対して一方的に攻撃をする結ですが、兵馬に戦意も敵意もないと思ったのか手を止めます。しかし兵馬に、ぼたんのことが好きなのかと図星を突かれてしまい、油断していた兵馬に攻撃がクリーンヒットしてしまいます。そして兵馬は布のようなものに結われてしまうんですね。

 

 そこに長月家の付喪神を嫌っている付喪神が4人、姿を現します。それと同時に薙、硯、鏡も結のところに駆けつけ、4対4の形になります。結たちは余裕があるようですが、相手はかなりの猛攻を仕掛けてきます。

 

 そのうちの一人が人を殺したことがあると言ったとたん、兵馬が結の布を引きちぎって姿を見せます。これは兵馬の地雷を踏んでしまいましたね。付喪神に家族を殺された兵馬としては、人を殺す付喪神のことは許せないようです。とんでもない憎悪を感じさせる表情で次々と付喪神を壊していきます。この時の兵馬の表情はかなり怖かったですね。敵の付喪神には、殺しを楽しんでいる顔とまで言われてしまいます。

 

 そしてその身体能力も尋常ではありませんでした。付喪神2人が襲い掛かってきたときも、まったく寄せ付けずに倒してしまい、残りの1人も目で動きを追えないほどのスピードで圧倒します。超つええ…。

 

 

 ただそのあとの兵馬に少し変化があったんですね。最後の付喪神にとどめを刺すとき、兵馬はこう言いました。

 

「ずっと望んでることだ」

お前のような付喪神を、今度こそ壊す」

「壊して、今度こそ」

「守る」

 

 変化と言えるのは、「お前のような」というところだと思います。

 

 まず大前提として、兵馬が付喪神を壊すのは人を傷つけるから、あるいは傷つける可能性があるから、でした。つまり、付喪神=敵、という認識だったんですね。

 

 これまでの兵馬であれば、おそらく「お前のような」という言葉を使うことはなかったのではないでしょうか。付喪神を一括りにしているのであれば、そんな言葉を使う必要はありません。「お前のような」と入れたのは、人を傷つける付喪神は壊す、ただ、そうじゃない付喪神もいるかもしれない、という心境の変化があったからだと思います。

 

 少しずつ、付喪神に対して憎しみ以外の感情が芽生え始めている。そういった成長が見られたシーンだったと思います。そして、そんな兵馬を見て、兵馬ならぼたんを救えるかもしれないと羽織は考えているようです。やはり、ぼたんも何かを抱えているようですね。最後のシーンで、何か怪しい影が迫っている描写があったので、付喪神となる魂を引き付けてしまう体質なのでしょうか。これから明らかになるのが楽しみですね。

 

まとめ

 というわけで、もののがたり3話について語りました。兵馬の成長、ぼたんの陰など、楽しみな要素がどんどん増えてきました。結局、結が署名をしたシーンはありませんでしたがどうなるのでしょうか。まあ、さすがに署名してもらえると思いたいですが、今回のシーンを見て、成長ととらえてくれるのかが少し心配ですね。

 

 戦闘シーンもかなり迫力がありましたので、今後ますます激化していく戦いが楽しみですね。次回も楽しみにしたいと思います。では、この辺で。

 

おしまい