言いたいことを言いたいだけ

アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

104回目『ガールズバンドクライ(8話)』感動の神回!これまでのすべてはこの日のために!

どうも、シオンです。

 

 前回、桃香さんの感情について色々と書いたわけですが、今回でそのすべてが回収されましたね。いやーすっきりしました。仁菜と桃香さんのそれぞれの過去が今に繋がっているというのがすごくよくて、感動しましたね。それでは、語ります。

 

 

ライブを終えて…

 前回のライブの後、車の中はもうギスギスでしたね。そんでインターチェンジに寄ったわけですが、その店の中で仁菜と桃香さんが大喧嘩です。この人たち、いつも人様に迷惑をかけながら喧嘩してますよね。桃香さんとか仁菜の襟元掴んで殴りかかろうとするし。でもこのシーン、仁菜が桃香さんに言ったことが印象的ですよね。殴ればいい、殴ってくれれば桃香さんのことを軽蔑できるって…遠回りに今でも桃香さんのこと大好きだって言ってるようなものですよね。まあ考えてもみれば、仁菜は最初から最後まで桃香さんは間違ってないって言ってるだけなんですよね。そんな相手のことを好きじゃないはずがないですよね。

 

 そんで本当に予備校を辞めた仁菜は、仕送りも止めて預金通帳まで返しちゃうロックぷりを発揮します。とんでもねぇぜ…。

 

 今回の話の冒頭で、桃香さんが学生時代に学校を辞める決意をするシーンがありましたね。ダイダスをあおったのはまさかの桃香さんでした。難しいことだからこそ退路を断つという、まさに今の仁菜と同じことをしているわけです。そして自分だけ辞めるという、桃香さんもさすがにロックですね。

 

 仁菜はルパと智ちゃんが働いている牛丼屋でバイトをすることになりました。そして、おそらくバイト初日にルパをバカにしたような態度をとるお客さんに食って掛かろうとしました。本当にこいつは…。接客業とかしちゃダメな奴ですよね。

 

桃香VS仁菜 ファイナルラウンド

 仁菜のバイト先に来た桃香さんは、仁菜と一緒に出掛けることを提案します。「この後時間あるか?」と聞かれ、「ありま…す!」と答える仁菜が可愛かったです。喧嘩中だけど、やっぱりないとは言えないんですね。このやり取り、すばるのときもありましたね。

 

 桃香さんに連れられてきたのは、ダイダスがライブをしている会場でした。そこで桃香さんは、ダイダスでの挫折を語りました。自分が好きな音楽で成功できなかった。どんなに高い評価もらっても売れるとは限らない。いろいろなしがらみがあって、自分の好きなことができなくなると、プロの厳しさを話します。だから今のダイダスは間違っていないと、これまでも何度か言っていたことを話しました。まあ確かに、売れるためにはある程度世間を気にしなければいけないんでしょうね。果たして自分の好きな事だけをして生き残れる人がどれだけいるでしょうか。

 

 そしてとうとう、桃香さんが仁菜とバンドを組んだ理由が明らかになりましたね。仁菜の歌声は売れるとかを考えてなくて、自分の好きなことを好きなように歌っているからと。それがかつての自分に重なったから、一番近くで見ていたかったからと。そしてバンドを辞めようとしたのは、仁菜に自分と同じ想いをさせたくないからだということだそうですね。それほどまでに、桃香さんにとってダイダス時代のことはトラウマだったんですね。

 

 だけど仁菜は、私の気持ちはどうなるんだと言い返しますね。仁菜の過去編で、高校の校長先生に、いじめられた相手と握手させられそうになったとき、拒否して放送室をジャックして「空の箱」を大音量で流していたというのがわかりました。このシーン、前にもありましたが、まさかこんな流れで来ていたとは…。自分は桃香さんの歌に救われたんだ、ここにあなたのことを信じている人がいるんだ、その気持ちはどうなるんだと言うわけですね。ここの仁菜の涙は刺さりましたね。心からの叫びという感じがして、本当にすごかったです。

 

 ここまで言われた桃香さんですが、ダイダスのメンバーが駆け付けた瞬間、仁菜を置いて軽トラで逃げようとしました。こいつ…。もはや条件反射みたいなもんですかね。でも仁菜が軽トラの前に飛び出すという最高にロックな方法で桃香さんの逃走を止めます。桃香さんは間違ってないんだから逃げる必要はないと、もう何度目かわかりませんが、結局仁菜が言いたいのはこれなんですよね。

 

 ここで追ってきたダイダスメンバーが、桃香さんに優しい言葉をかけるんですよね。これがもうね…。桃香さんにそそのかされてこの世界に入って、桃香さんだけが逃げるというとんでもムーブをしたにもかかわらず、桃香さんのことをずっと心配していたんですよね。この人たち…ええ人たちやで…。まあ仁菜をいじめていた(疑惑のある)人は知りませんが。それに対して桃香さんはクラクションを大音量に流して逃げる逃げる。それでも、桃香さんが生み出した正論モンスターは逃がしてはくれませんでした。

 

 そしてついに!ついに桃香さんが、ダイダスに勝つことを宣言しました。そして仁菜と一緒に小指を立てて、宣戦布告をします。ここまでしてようやく決心するとは…。思っていた以上に心の傷は深かったようですね。

 

 帰りの軽トラの中で、仁菜は桃香に好きだと告白をしますね。もちろん人としてという意味でしょうが、それに桃香は大号泣でした。桃香さんは自分のことを好きになれなったんでしょうね。ダイダスを裏切ってしまった自分のことがどうしても好きになれなかった。そんな自分のことを、それでも好きだと言ってくれる存在がいることに気づいた涙だったのでしょう。ここで仁菜が大音量で「空の箱」を流して窓の外を見るという気の使い方に驚きつつも感動しました。そして仁菜自身も涙を流すというね。このシーンは感動しましたね。桃香さんもようやく吐き出せた感じですよね。

 

 あと、泣きながらの運転は危険だとか、そんなことを言うのはロックではないので気にしてはいけませんね。

 

まとめ

 というわけで、ようやくすっきりした回になりましたね。そして特に仁菜と桃香さんの涙には感動しました。ここから5人が本当の意味でのバンドになっていくと思うので、楽しみで仕方がありませんね。今のところ奇数回でライブをやっているので、次回もあるのでしょうか。今期はヨルクラとガルクラが本当に面白いです。毎週末を楽しみにしつつ、平日の地獄を乗り切っていきましょう。ということで、この辺で。

 

おしまい