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58回目『ぼっち・ざ・ろっく!(総集編・前編)』

どうも、シオンです。

 

 今回はぼっち・ざ・ろっく!の総集編と題しまして、これまで語り切れなかったことを語りつくしていきたいと思います。そして1月からの冬アニメに備えていきたいですね。ちょっと量が多くなりそうなんで2回か3回に分けたいと思います。今回は前編として、今作の目玉とも言えるライブシーンについて語りたいと思います。本当はランキング形式にしようかと思ったんですが、どう頑張っても順位をつけられませんでした。なので普通に語りたいと思います。それでは、どうぞ。

 

 

5話「ギターと孤独と蒼い惑星」

 今作初のライブシーンは結束バンドがSTARRYでライブをするためのオーディションという形で描かれましたね。やはりバンド作品である以上、ライブの出来は作品の評価に直結すると思います。で、結果としては想像のはるか上を行く出来でした。まだ5話だよね…と驚愕してしまったのを覚えています。

 

 1話から4話までで、結束バンドのある程度の関係性なんかはわかってきたんですが、肝心のバンドの実力は未知数なところがありました。特にこれまで全くと言っていいほどいいところのなかったぼっちちゃんがどのように活躍をするのか、ここが特に気になりましたね。

 

 今回はオーディションで合格できなければ、ライブに参加することができないという状況でした。それもあって、虹夏もかなり緊張をしていました。星歌さんとしては結束バンドをたきつけるような意味合いもあったのでしょうが、当人たちからしたらかなりのプレッシャーがあったでしょう。

 

 ライブシーンではサビまではぼっちちゃんの独白がありました。結束バンドに入って変わったこと、ひとりではなく、4人でちやほやされたいと思うようになったこと。虹夏の本当の夢を叶えたいということ。何より、このままバンドを終わらせたくないということ。ぼっちちゃんとしては、このオーディションで落ちたら結束バンドがなくなってしまうと思っていたんですかね。

 

 この想いが、出し切れていなかった本来の力を出すことにつながり、サビから一気に覚醒をしていきました。このシーンは初めて見たとき、本当に鳥肌が立ちましたね。これまでの4話で、ぼっちちゃんのダメっぷりを存分に見た後だったので、ここの覚醒シーンは本当にかっこよかったです。4話でリョウにアドバイスを受けて完成させた歌詞もまたかっこよくて、暗いけど力強い、そんな感じがしましたね。この5話が放送された後、急激に人気が上昇していったイメージがありますね。ここから、ライブシーンへの期待感が一気に高まっていったのを覚えています。

 

8話「あのバンド」

 このシーンは、結束バンドとして初めてのライブでしたが、台風の影響で来る予定だったお客さんがほとんど来られないという事態になっていました。当然初ライブなので、自分たちで呼んだお客さん以外は結束バンドに興味があるわけもなく、かなり悪い雰囲気でのライブとなりました。

 

 1曲目は5話でやった「ギターと孤独と蒼い惑星」でしたが、5話の出来とは全く違っており、全員の息があっていないというのがとてもよく伝わってきて、下手な演奏という演技が非常にうまいなと思いました。

 

 最初はのっていたぼっちちゃんのファン1号2号も、この出来を見て不安そうな表情になっていましたね。この顔を見たぼっちちゃんが再び覚醒をしました。

 

 2曲目に入る前に、ぼっちちゃんがアドリブでソロの演奏を入れたんですね。それもこれまでとは違う高校生離れした演奏に、興味なさげにしていたお客さんも思わず見てしまうほどでした。そしてそれに合わせて演奏を始めた4人でしたが、結構コメントで照明さんがナイスだったというのを見ましたね。ぼっちちゃんのソロに合わせて演奏に入っていくというのをうまくアシストしていたということで、確かにそうだと思いましたね。

 

 ぼっちちゃんの覚醒もあり、1曲目がウソのように息がぴったりと合った4人でしたが、ここで印象的だったのは、やはり喜多ちゃんがぼっちちゃんの方を演奏中にも関わらずチラチラ見ていたことですね。演奏しながらでも視線を惹きつけてしまう、それほどまでにこの時のぼっちちゃんはすごかったのでしょう。そして、このライブが喜多ちゃんに大きな影響を与えることになったのが10話以降でわかったのがいいですね。

 

 そしてもう一つ印象的だったのが、やはりぼっちちゃんの演奏時の姿勢でしょう。ぼっちちゃんは狭い押し入れでかがみながらの演奏をしてきたせいか、ギターヒーローの本領を発揮し始めたときは猫背になるクセがあるようです。最後のウルトラテクニックを披露するときはもう完全に前傾姿勢で、世界一かっこいい猫背だと思いましたね。

 

 これもYouTubeのコメントか何かで見たんですが、OPの青春コンプレックスのフルを聞くと、ラストのサビに入る直前にこんな歌詞があるんですよね。

 

「私俯いてばかりだ それでいい 猫背のまま 虎になりたいから」

 

 この歌詞を引用してか、このときのぼっちちゃんを「猫背の虎」と表現していたんですね。これがめちゃくちゃ好きで、まさに「猫背の虎」だったなと思いましたね。

 

12話「忘れてやらない」

 最終回の1曲目ですね。これはぼっちちゃんよりも喜多ちゃんの成長が目に見えた演奏でしたね。8話までの喜多ちゃんは演奏と歌に必死で顔がこわばっていました。もちろん、曲自体が力強いものだったのでその表情で全く違和感はなかったのですが、この曲はそれまでと違って喜多ちゃんの可愛さが前面に押し出されているようでした。声も気持ち高い感じでしたね。ラストのウインクがあまりにも可愛かったですね。

 

 正直このライブは特にトラブルがあったわけでも、ぼっちちゃんが覚醒したわけでもないので多く語るところはないんですが、とにかく喜多ちゃんの成長、そして喜多ちゃんの可愛さが最高だった1曲ですね。

 

12話「星座になれたら」

 最終回の2曲目ですね。ここでこれまで何度も結束バンドを救ってきたぼっちちゃんに最大のピンチが訪れました。1弦が切れ、2弦もチューニングできないという最悪の状況ですね。パニックに陥ったぼっちちゃんを救ったのは、喜多ちゃん、そして虹夏とリョウでした。

 

 ぼっちちゃんに機材トラブルが起きたことに気づいた喜多ちゃんは、ぼっちちゃんがこのピンチを打ち破ることを信じて時間を稼ぐことを決意しました。そしてまさかのアドリブを披露しましたね。そして虹夏とリョウもこれに合わせて、ぼっちちゃんの準備ができたと判断した時は、虹夏とリョウでアイコンタクトをしていました。普段は何かと結束しない4人ですが、肝心な時にはとんでもない結束を見せるんですよね、この人たち。そしてこのシーン、見たときは気づかなかったんですが、何度も見返しているうちにあることに気づきました。

 

 それは喜多ちゃんの演奏の姿勢ですね。このアドリブを入れたシーン、喜多ちゃんは前傾姿勢の猫背になっていたんです。この姿勢、見覚えがありますよね。そう、ぼっちちゃんの覚醒時の姿勢と同じだったんです。8話で結束バンドを救ってくれたヒーローに憧れた喜多ちゃんは、アドリブというかつてなく実力が試される場面で無意識に、ヒーローと同じ姿勢をとってしまったのでしょう。

 

 これに気づいたときは本当に感動しましたね。ぼっちちゃんの影響をもろに受けているというか、本当にぼっちちゃんに憧れていて、かっこいいと思っているということが伝わってきました。そしてぼっちちゃんなら必ず何とかしてくれると信じ切っている視線も最高でした。それに応えてボトルネック奏法を披露するぼっちちゃんもかっこよすぎましたね。

 

 というか、ギターを始めて数か月で歌いながらアドリブをできるようになるって、喜多ちゃんの成長スピードがちょっと異常ですよね。喜多ちゃんとしては満足していないようでしたが、もう立派な戦力になっていますよね。本当に、喜多ちゃんの成長が伝わってくる1曲だったと思います。

 

 あと開眼しているきくりが超かっこよかったですね。普段は飲んだくれですが、やはり音楽に関する才能や知識としてはずば抜けていて、星歌さんですら気づかなかったぼっちちゃんの異変にいち早く気づいていました。きくりは音楽に関してはかなり核心をついてきますよね。これで酔っぱらいでなければどれだけかっこよかったことか…。

 

まとめ

 というわけで、ライブシーンについて語りました。これまでも何度か語ってはいたんですが、改めて時系列で並べてみるとわかることもありましたね。しかし本当にはずれがありませんでしたね。ライブ回は約束された神回とまで言われていましたが、本当にその通りだと思います。2期が来たときはさらにパワーアップしていることを期待せずにはいられませんね。次回も引き続き、総集編を語りたいと思います。では、この辺で。

 

おしまい

 

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