言いたいことを言いたいだけ

アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

4回目 『五等分の花嫁』

こんばんは、シオンです。

 今回は、言わずと知れた大人気作『五等分の花嫁』を語っていきたいと思います。原作の漫画は完結しており、アニメは2期まで放送され、来年の映画化が決定しているほど人気の作品です。僕自身、トップクラスに好きなキャラとエピソードがある作品なので、ぜひ話していきたいと思っていました。

※今回は一人の推しキャラにかなり偏って語っていくことになると思いますので、ご了承ください。

 

あらすじ

 主人公の上杉風太郎は学年一位の成績を誇っており、食事の時間なども勉強に充てている、いわゆるがり勉でした。そんな彼に、非常に割のいい家庭教師のバイトの依頼が来ます。彼の家は貧乏なため、風太郎はこの依頼を受けることにするのですが、なんとその相手は風太郎の学校に転校してきたばかりの五つ子なのでした。しかも非常に勉強嫌いで、一癖も二癖もある五つ子に振り回される生活が始まるのでした。

 

この作品との出会い

 僕がこの作品に出会い、惹かれていった時のことは今でもよく覚えています。ちょうど待望だったタブレットを購入した時期で、それを活かして無料の漫画アプリを大量にインストールしていたころの話ですね。今でも利用しているんですけど、講談社のマガジンアプリを使うようになって、いろいろな作品を読むようになったんです。そこで出会ったのが『五等分の花嫁』です。僕は作者の春場ねぎ先生が『五等分の花嫁』の前に連載していた『煉獄のカルマ』という作品を読んでいて、それは結構シリアスな話だったんですよ。それが『五等分の花嫁』はゴリゴリのラブコメじゃないですか。しかも絵のタッチは全然違っていたので、まさか同じ作者だとは思いませんでした。
 そんなこともあり『五等分の花嫁』を読み始めたんですけど、当時の僕はラブコメというジャンル自体に、非常に斜に構えたところがあって、いわゆる難聴系主人公というのが流行っていたような時だったんですね。告白したのに聞いていなかったとか、違う言葉と勘違いしたとか。そんなわけねえだろ!と思うことが多々ありました。まあ、それはそれで一つの表現なのはわかっているのですが、正直『五等分の花嫁』も、他のラブコメと同じような路線を辿るんだろうな~と思いながら読んでいました。
 結論を言えば、裏切られました。いい意味で。はい、やられました。その辺も話していきたいですね。

 

~登場人物~

上杉風太郎…主人公、がり勉。妹ラブ。「焼肉定食、焼肉抜きで」が決め台詞。

中野一花…長女、しっかりしてるようなしてないような。脱ぎ魔。

中野二乃…次女、料理の神。ツンツンツンツンツンツンツンツンツンか~ら~の~~

中野三玖…三女、料理の魔人。歴女で姉妹の真似が得意。初期の推しでした。

中野四葉…四女、ウサ耳リボン。体力バカ、おつむもバカ。お子様パンツ。

中野五月…五女、デミグラス、ハンバーグ。食べるの大好きな真面目系。

 

語りたいところ

 さてこの作品、ストーリーとしては赤点まみれの五つ子を卒業へと導いていくのが基本となっているのですが、その様々なところに伏線が仕込まれています。後で見返すと、マジか!となることも一度や二度ではありませんでしたね。さすが、春場先生です。

 そしてなんといっても五つ子全員が超かわいいという点は外せませんね。僕の推しは今では一人なのですが、それまではもうグラグラ動いていました。それぐらい魅力的なキャラ達なのです。

 しかし最初に話したように、僕はラブコメというものにあまり期待をしておらず、読み進めながら不安をぬぐい切れませんでした。どうせこうなるんだろ…どうせ今までと同じなんだろ…と。

 

 そして出会いました、僕が堕とされたあのエピソードに。

 

 それが60話「攻略開始」です。そして、僕の推しキャラを二乃に決定づけた話でもあります。あまりネタバレはしたくないんですが、このブログのコンセプトは「言いたいことを言う」なので、書いちゃいますね(笑)。それほど好きな話なんですよ。

 風太郎と二乃は初期のころから非常に相性が悪く、特に二乃は風太郎に対し並々ならぬ敵意を持っていました。正直、初期の二乃ってあまり好きではなかったんですよ。だってガチで風太郎のことを嫌って、いろいろな嫌がらせをしていましたから。もちろんそれには理由があったのですが、まぁそんなに好きにはなれませんでしたね。

 それがとあることをきっかけに、風太郎を意識し始めたらどうでしょう。今までの敵意やらなんやらが邪魔をしてはいますが、徐々に徐々に惹かれていく姿は魅力的でした。あと、なんといっても髪型ですね。二乃はもともとロングヘアーだったんですが、途中でショートになるんですよ。それがとにかくかわいい。僕がショートが好きっていうのもあるんですけど、それにしても似合いすぎる。その時点で大分僕の心は揺れ動いていました。

 そして勉強の一つの締である期末テスト編を経て、二乃はついに風太郎に告白します。しかも二人乗りしているバイクの後ろから。ここまでが59話ですね。これを読んだとき、僕は思います。「どうせ聞こえてないんだろ…」と。

 そして運命の60話、冒頭から告白のことをまったく気にしていない様子の風太郎ですが、案の定、二乃の告白は聞こえていませんでした。二人きりの状況でそれを確認した二乃は捨て台詞を吐きながら去っていこうとします。あぁ結局こうなのか…やっぱり同じなのか…。僕はやや失望してしまい、読むの辞めようかな~なんてぼんやり考えながら次のページに進みました。すると見開き2ページの両端に風太郎と二乃、そして真ん中にこう書いてありました。

 

「あんたを好きって言ったのよ」

 

………………あ、ちゅき。

 気が付いたら『五等分の花嫁』の単行本が家にあり、「攻略開始」の掲載がまだ先ということを知り、ドラえもんにタイムマシンを借りようとしている僕がいました。僕が攻略されてしまいました。

 

推しの魅力

 いやーほんと、これは完全に想定外だった。一度聞き取られなかった告白を、もう一度、真正面から堂々とぶつける。しかも一回目はバイクの後ろからだったのに対して、真正面からですよ。二乃はこれまでの話でかなりきつく風太郎にあたっていたのもあって、一回目の告白ですら相当の勇気が必要だったと思います。それを真正面から、風太郎の目を見て、二回目の告白をします。二乃の正々堂々とした性格がにじみ出ていますね。「攻略開始」の直前で、風太郎に「明確な」好意を持っていたのは一花と三玖で、四葉と五月も比較的良好な関係を築いていました。しかし、一番最初に告白したのは二乃です。二乃なんです!!たまらん!!

 そこからの二乃のアタックはすさまじく、それまででは考えられないような行動を何度も取ります。二乃曰く、風太郎のことを好きな人がいるなら蹴落としてでもかなえたい。これは私の恋だから、私が幸せにならなければ意味がない、とのこと。なにこのイケメン。結婚してほしい。

 そして二乃は家族思いなんです。姉妹で同じ人を好きになったことに困惑しつつ、もし姉妹の誰かと風太郎が結ばれることになったら祝福したいという発言もしています。

 家族思いで、料理も天才的で、めちゃかわいく、尽くしてくれる性格………

 

マジで好き

 

僕が今まで見てきたすべての作品の中で、ぶっちぎりで好きなキャラが二人いるんです。

一人は1回目で紹介した『冴えない彼女の育てかた』の加藤恵

そしてもう一人は、ずばり二乃です。

ほかにも好きなキャラはたくさんいるんですけど、この二人は僕の中では別格で、結構グッズとかも買っちゃいます(笑)。

 

まとめ

 はい、というわけで『五等分の花嫁』について語ってきましたが、ヤバい…二乃のことしか書いてない(笑)。かなり偏った書き方をしてしまいましたが、ほかにもいいところはたくさんあるんですよ。ほかの姉妹もそれぞれの魅力がありますので、推しはかなり割れてるんじゃないですかね。ストーリーも「攻略開始」を含め、かなり見どころがあります。ただ、後半は若干足早だった気がするのが少し残念ですかね。もう少し見ていたかった…。でも映画は楽しみですね~!早く見たい~!

 あと今回から目次機能を使ってみました。意外と簡単だったので、今後もいろいろな機能を試して、もっと見やすくしていきたいな~と思っています。

 どんどん文字数増えてるけど大丈夫かな………

 

おしまい