101回目『夜のクラゲは泳げない(6話)』推しを推し続けること…それは絶対に間違いじゃない!
どうも、シオンです。
前回は花音がまひるにキスをするという急展開を見せた本作ですが、今回は近年でも屈指の名言が生まれた回だと思います。本当はガールズバンドクライの記事を先に書こうと思っていたんですが、ちょっとこっちを書かずにはいられませんでした。では、語ります。
JELEEへの依頼者はまさかの…
前回投稿した渋谷アクアリウムのMVがかなりの反響だったようで、JELEEの元に作曲の依頼が入ります。かなりJELEEのことをべた褒めしていたのでどんな人なんだろうな~と思っていたら、まさかの1話で花音が路上ライブを乗っ取ったアイドルのミー子でした。
ミーコは自称17歳だったのですが、衝撃の発言がありました。アイドルを目指して14年だそうで…。ん?31歳!?タイトルの31(サーティーワン)ってそういうことかよ!てっきりアイスかと思ったわ!ということで、かなり驚いたわけですが、ミー子はミー子で必死なようで…。1話のライブ乗っ取りを盾に協力を半ば強要してきます。結局ミー子に協力することになったようですね。どうなることやら。
娘のアリエルちゃんが超いい子…そしてめいの名言が生まれる
ミー子の家を訪れた4人ですが、そこには女の子がいました。まさかのミー子の子供のようで、バツイチ子持ちのようですね。うーん…アイドルは噓つきだというのは何かのアニメの受け売りですが、それにしたって…。ただ、このアリエルちゃんが超いい子なんですよね。お母さんのアイドル活動を応援しているようで、作ってくれた服も嬉しそうに着るんですよね。ホンマええ子やで…。
後日まひると花音のバイト先を訪れるんですが、そこでは歌や踊りを披露してみせたりして、アイドルであるミー子が本当に好きだということがわかりますね。人見知りで友達ができなかったアリエルちゃんですが、ミー子とアイドルごっこをしたことで楽に話せるようになったらしく、嬉しかったのだとか。
めいと一緒に駅で帰りの電車を待つアリエルは、めいに悩みを打ち明けます。学校で、ミー子のアイドル活動をバカにされているようなんですね。皆が自分をおかしいと言ってくることで、自分の気持ちに自信を持てなくなってしまったようです。いやーこれはつらい。自分の好きなものを否定されるのってマジでつらいですよね。まあ小学生なら仕方がないですが、かなり残酷なことだと感じます。
しかし、めいはそれを強く否定します。そしてここで、最高の名言が生まれます。
「誰かを好きなことがおかしいなんて絶対ありません!」
これね、本当にグサッと刺さりましたよね。そうなんですよ。好きなものっていうのは人それぞれで、他人が否定していいものじゃないですよね。これは最近、本当に感じているところで、僕自身もかなり気を付けるようにしています。
ちょっと個人的な話をさせてもらうと、僕はアニメとか漫画の実写化って大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大嫌いなんですね。マジで嫌いなんで、絶対に見ないんです。ただ情報としてはどうしても入ってきてしまうものがあって、特にリコリス・リコイルとぼっち・ざ・ろっく!という僕の大好きな作品が実写化すると聞いたときは発狂しました。一週間くらいずっと機嫌が悪かったのを覚えています。
ただ、それはあくまでも僕個人の話であって、そういった作品が好きな人だって当然いると思うんですよね。それに制作サイドだって、演者さんは必死に稽古をしているでしょうし、色々な人が頑張って一つの作品を作っているわけです。そういった好きだという気持ちや努力、熱意を否定してはいけないと思っています。好きじゃなければ見なければいい。好きな人たちで存分に盛り上がればいいんです。まあ僕も人間なので、作品に対して意見はこれからも言うと思います。ただそれは、その作品が好きだという人を否定するものにはしないように気を付けようと思っています。
似たような話が、僕の好きな『ぐらんぶる』という漫画でもあるんですよね。今村耕平というオタクを同級生がバカにするんですが、主人公の北原伊織はそれに対して怒りを表すんですよね。好きなものを否定するなと。こういった考えを持っている作品は素晴らしいものになると思います。
最高のライブシーンのはずが…大爆笑でした!
いよいよミー子のライブ当日なのですが、いつも真っ先に来るアリエルちゃんが来ない…。ということで皆で心配していると、YouTubeのコメント欄にアンチからのコメントが書き込まれました。これを見た瞬間、キウイがアリエルの同級生の仕業だと気づきます。こういうところ、キウイがそういうのに敏感だというのが伝わってきますよね。それを聞いたミー子はライブハウスを飛び出し、アリエルちゃんを探しに行ってしまいます。
近くの神社でアリエルとその同級生を見つけたミー子ですが、やはり同級生の男子がミー子のことをバカにしているようでした。自分のせいでアリエルちゃんがバカにされてしまうのは本当につらいでしょうね。小学生だから…で片づけていいのか微妙なところですが、かなり腹が立ちましたね。
しかし、アリエルちゃんは堂々としていました。そして、私はお母さんのTO…トップオタだと宣言します。か、かっけぇ!!他人の好きなものをバカにする奴より、自分の好きなものに誇りを持てる人の方が遥かにカッコいいですよね。その言葉に勇気をもらったミー子はアリエルちゃん質の前に出ていき、皆をライブに誘いましたが逃げられてしまいましたね。頼もしい娘の姿を見ながら、一緒にライブハウスに戻っていきました。
場面は少し戻って、ライブハウスではミー子の代役としてJELEEの4人が舞台に立っていました。そしてJELEEのコピーバンドとして『最強ガール』を歌います。このシーン、本職の花音、キーボードの引けるめい、日ごろからVtuberとして人前に立っているキウイは何とかなりそうなんですが、問題はまひるでした。えっ…私何でこんなところに立ってるの…?みたいな表情で、トライアングルを持ってガタガタ震えていました。そんな表情が演奏が始まってからもずっと続いているのが最高に面白かったですね。トライアングルって…もうちょっと何かなかったんですかね?まあ楽器は出来なそうなんで仕方がないですが、終始信じられない…みたいな表情をしていて、もう大爆笑でした。
そして演奏終了後、ライブハウスに戻ってきたミー子にバトンタッチします。そこでミー子は31歳であること、バツイチ子持ちであることをファンに暴露します。そして馬場静江という本名も暴露し…それでも目を輝かせているアリエルちゃんを見ながら、最高の笑顔でライブを始めました。うーん…強い。でも結果として、ちゃんと誰かの心に刺さったんですよね。YouTubeの動画再生数の勢いは「渋谷アクアリウム」を超えるかもしれない勢いのようで…。「渋谷アクアリウム」ももうすぐ100万再生を超えそうなようなので、負けないでほしいですね。…ていうか100万再生ってすげえな…。
まとめ
この作品はあれですね。視聴者の心を抉ってくるのがうまいですよね。前回はまひるがイラストに対するコメントに苦しみましたし、今回はアリエルちゃんが周りの人の意見に悩みました。何ですかね。すごくクリティカルなんですよね。これって、制作側の作品として見ているから、アンチコメとかに腹が立ちますけど、日常生活の中でこういった否定的な意見って本当に多くあると思うんですよね。今はブログだけじゃなくて、XやYouTubeで簡単に自分の意見を書けるようになりました。その何気ない一言に傷つき、苦しむ人がいるということを肝に銘じたいですね。それにしても、ライブ中のまひるの表情が本当に最高でした。来週もまた楽しみにしたいと思います。
おしまい