こんばんは、シオンです。
先週の決意通り、リアルタイムで見ましたよリコリス・リコイル第3話。
一言で言うなら、超よかったです。1話、2話のような敵との戦闘シーンはありませんでしたが、登場人物の関係性や千束の能力の正体、リコリス同士の模擬戦など、今後につながる重要な伏線が散りばめられているような回でした。では、語っていきます。
登場人物の関係性
今回は大規模な戦闘シーンがなかった代わりに、これまでよくわからなかった登場人物の関係性がいくつか出てきましたね。僕が感じた範囲ですが、簡単にまとめていきます。
〇千束⇔フキ
元パートナー、DAに従順なフキとそうでない千束とで考え方に違いはあるが、相性は悪くない感じ。なんだかんだ仲良さそう。
〇千束⇔楠木司令官
かつての上司と部下の関係と思われるが、お互いに相手を嫌っている感じ。過去に何があったのか。司令官は千束のことを生意気なクソガキ呼ばわりしているのでよっぽど嫌いのよう。本当なら千束のリコリスとしての資格をはく奪してしまいたいけど、千束が優秀すぎるためできないのか。
〇フキ⇔たきな
元パートナー、たきなの銃乱射事件を経て、司令部の影響もあってかフキはたきなのことをかなり嫌っている感じ。命令違反をしたリコリスはかなり重罪の扱いを受ける様子。
〇千束、フキ⇔ミカ
訓練教官であったミカのことを千束とフキは先生と呼んでおり、かなり慕っている様子。親のような存在でもあり、フキは千束とともにDA東京支部を出ていったことを残念に思っている。フキには会いたい人がいるようだが、ミカのことなのか。
〇その他のリコリス⇔千束
旧電波塔事件の功労者と思われる千束のことを、他のリコリスは憧れの存在のように語っている。千束が最強のリコリスであることを知っているからか、旧電波塔事件のことを知っているからかは不明。
こんなところですかね。ポイントとなるのはやはり、何かをきっかけとして千束と楠木司令官の関係が悪化し、千束とミカはDA東京支部を去ることになったと思われることです。これが旧電波塔事件なのかはわかりませんが、DA東京支部はリコリスたちの中では憧れの場所であり、たきなもここに来るために努力してきたと語っています。そんな場所を去るくらいですから、よほどのことがあったのではないかと推測されます(単に本当に仲が悪いだけの可能性もありますが)。
ラジアータについて
今回の話で、おそらく最も重要な情報が、「ラジアータ」と呼ばれるAIのことになると思います。千束曰く、ラジアータはDAの機密性を担っている最強のAIですべてのインフラの優先権を持っているとのことです。しかし1話の銃取引の際に何者かにハッキングされており、通信障害を引き起こされていたことがわかりました。また取引時間も偽の時間をつかまされており、これにより、たきなの銃乱射事件につながることになります。これは洒落にならない事態のようで、本部はこれを何が何でも隠蔽しようとしています。そのために全責任をたきなに背負わせ、喫茶リコリコへ島流しにしたようです。
ラジアータのハッキングには、おそらくアラン機関の吉松シンジが絡んでいますね。1話の最後にウォールナット(クルミ)が吉松シンジに対し、なぜ銃取引などにかかわるのかと疑問を投げかけていました。つまり今回の銃取引は、ラジアータをハッキングしてでも成功させたかった、きわめて重要な取引だったと思われます。今後、これらがどのように絡んでくるのかが物語の鍵になるのではないでしょうか。………あれ、ラジアータをハッキングしたのってウォールナット(クルミ)……?だとしたら、クルミさんやばくないですか……。ただ、他の人物の可能性もありますけどね。
リコリスについて
リコリスは孤児からDAに拾われた者たちで、司令官たちは親のようなものとのことです。ゆえに司令官の指示は絶対で、命令違反はたきなのように厳罰とされているようです。またファーストリコリスとセカンドリコリスという呼び分けもされているようですが、詳細は不明です。来ている制服が、千束とフキは赤、たきなと今回初登場の乙女サクラは青(紺?藍?)なので、そのあたりで分類されているのでしょうか。フキは現場リーダーも務めているようなので、そういった立ち位置のリコリスがファーストリコリスと呼ばれるのか、まだ不明です。
千束の能力(才能)について
今回の模擬戦で、千束の驚異的な回避能力の正体が判明しました。楠木司令官曰く、卓越した洞察力で相手の射線と射撃タイミングを見抜く天才とのことです。超近距離からであっても、千束を撃つことは難しいそうです。今回初対戦だったサクラは、真正面からの射撃を完全によけられていましたが、千束の能力を知っているフキは、扉を開けながら後ろ向きに撃つなど、射線やタイミングを読まれないような工夫をしていました。つまり、狙って撃つとよけられるため、極力読まれる要素を減らす必要があるということですね。それでもよけられていましたが………。千束に当てるには、複数から一斉に狙撃するくらいしない無理そうですね。タイマンでは最強な気がします。そしてこれだけの能力があり、楠木司令官の天才という発言から、やはりアラン機関との関係がありそうな気がしますね。
あと、13回目の時に書いた千束の射撃についてですが、他にも特徴的なことがありました。たきなを含む多くのリコリス、というより一般的には、射撃する際に腕を伸ばして撃つことが多い気がします。しかし千束は腕をたたみ、胸や顔の近くで撃つことが多いですね。模擬戦のように狭い空間での打ち合いの際に、腕をたたんでいたほうが小回りが利くような感じでした。それがいいのか悪いのかは素人の僕にはわかりませんが、この撃ち方、めっちゃ好きです。総じて千束はかっこいいですね。さすが最強のリコリスなだけあります。
たきなかわいいよたきな
最後に、今回最もよかったと思うところを語ります。それは千束とたきなの関係性が進展したことですね。これまでのたきなはDAに戻りたい一心で、リコリコでの任務をこなしており、どこか余裕のない感じでした。リコリコでのゲーム大会に誘われた時も、DAに戻れるわけではないからと断っています。たきなにとってあこがれの場所であったDAを追い出されてしまい、焦っていたのでしょう。そして今回、フキには新しいパートナーがついており、司令官からも見放されたたきなは失意の底に落ちてしまいます。
しかし千束から、たきなが必要だと、君に会えてうれしいと、居場所はあると真正面から伝えられたことで、気持ちに変化が生じます。最終的にたきなも模擬戦に参加し、かつてのパートナーであるフキの顔面を殴り飛ばし、滅多撃ちにします。ここ、スカッとしましたね。うおおおお!と叫びながら走ってくるたきな、マジ可愛かったっす。
そして帰りの電車の中、僕は聞き逃しませんでしたよ。これまで「千束さん」と呼んでいたたきなが、「千束」と呼び捨てにしていたことを。見逃しませんでしたよ、行きの電車では向かい合って座っていた二人が、帰りの電車では隣り合って座っていたことを。行きの電車では受け取らなかった飴を受け取っていることを。めっちゃ距離近くなってるじゃん!、と思った矢先、「スカッとしたな」と笑う千束に、「ええ」と笑顔を返すたきな。ここが今回のベストシーンですね。今まで焦っていたたきなの、まるで憑き物が落ちたような笑顔は最高でした。千束とたきな、うーん、推しが定まらない…。というか、もはやどっちも推しですね。この二人の絡みが推しです。ラストのツーショット写真もまた、最高です。リコリコに帰ったら、思いっきりゲーム大会を楽しんでほしいですね。
まとめ
というわけで、リコリス・リコイル第3話を語りました。気が付いたら結構書いてた…。ここから千束とデレたきなの絡みが見られるのかと思うと、第4話以降が楽しみで仕方ありませんね。今回は千束がたきなを助けたような形でしたが、いつか必ず、たきなが千束を助ける場面が出てくるでしょう。今後も目が離せないリコリス・リコイル、次回も乞うご期待ということで。
おしまい