言いたいことを言いたいだけ

アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

85回目『もういっぽん!(10話)』ガチ神回!全員でつかんだ勝利に思わず涙…

どうも、シオンです。

 

 久しぶりの個別記事になります。今期のアニメで一番面白いと思っているもういっぽん!ですが、今回の記事は書かずにはいられませんでした。間違いなく神回と言っていいでしょう。

 

 僕はアニメを見て泣いたのはリコリコ12話の記憶しかないわけですが、今回、本当に泣く寸前までいきました。とにかく、語ります。

 

 

 

未知の大躍進を止めたのは…

 前回の博多南戦から絶好調の未知は、続く錦山高校相手に、先鋒、次鋒に勝利するという快進撃を見せます。これで通算5連勝…ヤバすぎでは?

 

 そんな未知を止めたのは、錦山高校のポイントゲッターである堂本でした。体重78kgという巨漢を活かして、未知を瞬殺します。強すぎる…。

 

 青葉西の2人目は早苗ですが、正直分が悪すぎる…と思ったのは僕だけではないでしょう。事実、前半はほぼ手出しができず、技を出さなすぎることによる指導を受けてしまうほどでした。しかし、ここから早苗が意地を見せます。ここからが本当に泣きそうになった場面です。

 

早苗の意地、絶対に勝つ!

 早苗は未知に誘われて柔道を始めたので、おそらく堂本よりは経験は浅いのではないでしょうか。さらにこの体格差…味方である南雲にさえ、勝利ではなく時間経過による引き分け狙いしかないと思われるほどでした。

 

 早苗は得意の寝技に持ち込もうとしますが、やはり体格差が大きすぎてなかなか決まりません。堂本も早苗の作戦を引き分け狙いと感じており、一気につぶしにかかろうとします。

 

 しかし、早苗は勝利を諦めていませんでした。勝つための一手を打つために、じっとこらえチャンスをうかがっていたんですね。そしてついに、完璧な体制での寝技に持ち込むことに成功します。

 

 引き分け狙いではなく勝ちに来ていたことに気づけなかった堂本は一気に追い込まれます。しかし残り1秒のところで堂本に抜け出されてしまい、逆に寝技に持ち込まれてしまいます。しかもすでに技ありを取られているため、10秒経過の技ありと合わせて一本負けとなってしまうことから、なんとしても10秒以内に抜け出さなければなりません。

 

 当然、大きい堂本から抜け出すのは至難の業ですが、未知と一緒に勝ちたいという強い想いから、抜け出すことに成功します。これはすごい…。そして一瞬の隙をついて堂本に攻撃を仕掛けようとする早苗ですが…。

 

 先ほどの寝技が、ギリギリ10秒経過していたんですね。残念ながら早苗は負けてしまいました。

 

 そしてこの後の早苗の姿に、思わず泣きそうになってしまいました。

 

 何度も書いてますが、早苗と堂本には圧倒的な体格差があります。経験値も違います。はっきり言うなら、負けて当然、よくて引き分けだった相手なんですよね。

 

 そんな相手をあと一歩まで追い詰めて、それでも勝てなかった。その悔しさから、早苗は涙をこらえることができませんでした。顔が真っ赤になっていて、本当に悔しかったんだというのがわかってますます泣きそうになりましたね。僕も自分のことのように悔しくなってしまいました。勝ってほしかったです。

 

 それでも夏目先生は、早苗の戦い抜いた姿は無駄にはならないと言います。中堅の姫野先輩はずっと一人で戦ってきましたからね。あれだけ頑張った早苗の姿に力をもらわないはずがありません。そしてもう一つの泣きそうポイントである、姫野先輩対堂本の試合が始まります。

 

姫野先輩の戦い、後輩から託されたもの

 姫野先輩はしょっぱなから大技を繰り出しますが、それを力で返されてしまいます。その後はなかなか攻め切ることができませんでしたが、必ず来るチャンスを逃さないようにじっくりと耐えていきます。

 

 これまで夏目先生と二人で、別の学校に出稽古に行った際に習得した技をフルに活かして戦いますが、一瞬の隙をつかれて技ありを取られてしまいます。万事休すですが、姫野先輩は冷静でした。

 

 ここで事前に南雲が調べていた情報を思い出します。堂本は疲れてきたときには、力任せの技に頼りがちになるようです。そして、その情報通りに強引な攻めに出てきました。

 

 そこを姫野先輩は見逃しませんでした。相手の技を返して、それを耐えようとした堂本にさらに追撃をしたことで、ついに一本を取ることができました。完全勝利です。マジで熱かった…。

 

 この勝利は姫野先輩も言っていましたが、早苗と南雲がいなければ成しえなかったものです。仮に早苗が引き分け狙いにしていたら、おそらく堂本の体力をここまで削ることはできていなかったと思います。そして南雲の情報がなければ相手の出方を知っておくことができませんでしたよね。相手がどう来るか知ってるかどうかで、勝率は全く変わってきます。そして一人でも練習を続けてきた姫野先輩自身の努力と、たった一人の部員に精一杯力を貸し続けた夏目先生、そのすべてが合わさった勝利ですよね。姫野先輩が早苗と南雲をねぎらったシーンはまた泣きそうになりました。

 

 そして姫野先輩は相手の副将と引き分けて、勝負は大将戦にもつれ込みました。相手は2年生エースと言われる強敵でしたが、永遠はその遥か上をいっており、見事勝利を収めました。なんだかんだ南雲が永遠のことを信じ切ってるのがいいですよね。

 

まとめ

 というわけで、久しぶりにかなり興奮しながらこの記事を書いています。いやあ何度も書いてますけど、まったく期待していなかった作品だったんですがまさかここまで…。当初の期待度はBでしたが、一つ前の記事の評価はSSになりました。この伸びは尋常ではありませんね。

 作品全体でみると、個人的2強作品のリコリコ、ぼざろに匹敵するかと言われると微妙ではありますが、この10話だけでいえば、それに届きうるレベルだったと思います。そして、それを支えるこれまでの9話分の感動がここに乗りましたね。次回は強豪である立川高校戦のようですね。こうしてみると、やっぱり5人いるチームは有利…というより、5人揃えられないチームが不利すぎですよね。でも、このメンバーなら絶対に勝てると信じています。

 最後に、僕の推しキャラは姫野先輩になったわけですが…。仮に2期が来た場合、出番はあるんでしょうか。それだけが心配です。

 

 あともういっぽん!とは関係ありませんが、このブログの記事が100記事に到達しました!まあ、雑談を含めてですが。ついでにナンバリングを少し変えてます。冬アニメ全体の評価記事を雑談にしてたんですが、個別記事と同じナンバリングにしてます。その方があってると思ったので。

 100記事目はリコリコとかぼざろにしようかな~なんて思ってたんですけど、もういっぽん!の10話を見た後は、この記事を書くことに迷いはありませんでした。何はともあれ、ここまで続けられたのは自信にもなるので、これからも色々と語りたいと思います。では、この辺で。

 

おしまい