言いたいことを言いたいだけ

アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

5回目『お隣の天使様にいつの間にかダメ人間にされていた件(1巻~5.5巻)』

こんばんは、シオンです。

 

突然ですが、皆さんは甘いものは好きですか。僕は大好きです。

甘いものを食べ、ブラックコーヒーを飲む。なかなかに贅沢だと思っています。

 

今回はそんな甘いもの好きの僕が糖分過多になるのではないかと思うほど甘い作品について語っていきたいと思います。

 

あらすじ

主人公の藤宮周(あまね)は一人暮らしをしている高校一年生だが家事が大の苦手で、自堕落な生活を送っていた。そんなある日、学校の帰り道に雨の中公園のブランコに傘もささずに座っている椎名真昼を見かける。品行方正で誰もが羨む美貌を持っており、学校では「天使様」と称されているほどの有名人で、過去のトラウマから他人と積極的に関わらないようにしてきた周との接点はほとんどなかった。しかしこの偶然の出会いから周と天使様が、同じマンションのお隣さんであることが判明する。ここから二人の甘い、そしてじれったい関係が始まる。

 

~登場人物~

藤宮周…真面目だが、家事は壊滅的、自堕落。暗い過去があり自分に自信がない。

椎名真昼…天使様。ガチ天使。こちらもなかなか暗い過去がある。ガードが固い。

赤澤樹…周の数少ない友人。恋人の白石千歳が大好き。こっちはこっちで甘い。

白川千歳…樹の恋人で周の友人。樹が大好き。超好奇心旺盛。がつがついくよ。

 

語りたいところ

はい、この作品を一言で表すと、「甘い」です。周と真昼のやりとりが本当に甘い。特に作品が進んでいくにつれて変化していく真昼の周に対する態度が、もう甘すぎてとんでもないことになっています。

当初は真昼はかなり周のことを警戒しています。これは天使様と称されるほどの美貌を持つ真昼が、これまで何度も男性から言い寄られてきた経験からも仕方のないことです。しかし周の態度から自分に興味がないことを感じた真昼は…

 

なんやかんやあったのち、周の部屋で毎日一緒に晩御飯を食べることになります。

 

……おい周、ちょっとそこ代われ(怒)

 

うーん、真昼の紹介欄にガードが固いって書いたんだけどなぁ…。なんかおかしいような…。

いやでも、学校のほかの生徒達には本当にガードが固いんですよ。いつでも作り物の天使様スマイルを向ける程度には固いんです。

 

うん、やっぱりガードは固いな、間違いない。………えっ?

 

なんやかんやあって、付き合ってないのに一緒の部屋で寝たりするの?

 

………………うあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!

 

う ら や ま し い よ お お !!!!!!!!

 

まあ一緒の部屋で寝たのは、トラブルがあってのことなんですが、それでもうらやましい!コーヒーだ!もっとコーヒーを持ってこい!!

ここに書いてある感想を読んだだけだと、「いやいやラノベなら主人公とヒロインが同居することだってあるし、大げさな(笑)」「ラッキースケベでも持ってきてからコーヒーを飲んでもらえますか(笑)」と思うことでしょう。

 

そんなあなたにぜひ読んでほしい。マジで甘いから。

この作品は全体的に起承転結でいう転が少ないんですよ。例えばヒロインが死んじゃったり、主人公が突然特殊能力に目覚めたり(冴えカノ風)。なんというか周と真昼をひたすらイチャイチャさせることに特化させている感じですね。もちろん周と真昼のそれぞれの過去に焦点が当たり、トラウマやつらい記憶に葛藤するシーンもあります。しかし、やっぱり最後には甘いんですよね。ナチュラルにいちゃつくんですよこの人たち。

最近僕が読んだ作品は、本命の女の子がいるのに二番目に好きな女の子と付き合っている作品や、ヒロインが二重人格の作品、男女の恋愛が成立するだのしないだのしている作品など、甘いのほかにひやひやすることが結構ある作品が多かったので、ここまで甘い作品は逆に新鮮で、一気読みしてしまいました。(ほかの作品もそのうち語っていきます。)

 

ただ………真昼のママは絶対に許さない。

 

推しの魅力

この作品の推しは、やはり真昼ですね。千歳もビジュアルはかなり好きなんですが、ちょっと真昼が強すぎましたね。

真昼は皆大好きギャップ萌えの持ち主だと思います。学校では誰にでも平等で分け隔てなく接する天使様スタイル。しかし家では自分にだけ見せる一面がある。こんなの好きになりますやん。

また真昼は最近の作品では珍しいほど露出が少ないです。しかし少ない肌色を補って有り余るほど、初心な真昼が必死に周にアピールしていく姿がたまらないです。周も下心を真昼に感じ取られたくないから、何でもないようにふるまうので、さらに真昼がアピールをしていく…真昼の健気な努力が最高ですね。

あと周の夢の中の小悪魔真昼がこれまた最高です。周のたまりにたまった欲望が夢に出てきている感じが面白いですね。小柄ながらスタイルの良い真昼に迫られたら勝てないですよ。真昼を大切にしたいと、これにひたすら耐えてきた周の強靭な精神力に乾杯。

 

まとめ

はい、いかがだったでしょうか。この甘さは読まなきゃわからないと思いますね。原作は5巻まで出ており、5.5巻が短編集となっていますが、SS付きのちょっと高めのものもあります。そちらも最高なので、おすすめです。

アニメ化も決定したということで、そちらも楽しみに待ちたいと思います。

今回の語りで、何回「甘い」って書いたかな?

 

おしまい