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アニメ、漫画、ラノベなどの感想をつらつらと語っていきます。昔の作品も取り上げます。

30回目『リコリス・リコイル(第9話名言、名シーン)』

どうも、シオンです。

 大分切ない展開になってきた第9話ですが、これまでになかったような名言や名シーンが多かったですね。今回もいろいろと書いていきたいと思います。

 

 

第9話

①「もともと、そんな長くなかったんだから」(千束)

 まずはこれです。姫蒲の罠によって、人工心臓に充電できなくなってしまった千束。残り2か月の命であること、人工心臓に変えはきかないということを知り、激高し、姫蒲を殺しに行こうとするたきなに、千束が言った言葉ですね。ここはマジか…と思いましたね。もともと成人するまでしか生きられない命だったことを知り、これまでの千束の言動がいろいろと深い意味を持っているのだと改めて感じました。しかし、それを全く表に出さず、常にニコニコ全力で生きているということに、強く胸が締め付けられるようでした。さすがにたきなも動揺して、その後の任務はボロボロでしたね。

 

②千束があおり運転をする車に発砲するシーン

 このシーンは、楠木司令に呼び出されDAに向かう千束とミズキの車にあおり運転をしてくる男たちがいたんですが、彼らに向かって千束が発砲をしたんですね。正直、これまでの千束であれば発砲まではしなかったのではないかと思います。ミズキも驚いて、慌てて窓を開けていましたね。千束自身も動揺していたというか、苛立っていたことがわかるシーンなのではないでしょうか。あと、あおり運転、ダメ絶対。

 

③「バカが移ったんじゃねぇの?」(フキ)

 リコリコを訪れたフキとサクラが、たきなにDAへの復帰の辞令を渡した帰り道のシーンですね。当初はDAに復帰を強く望んでいたたきなですが、今は素直に喜べません。それを不思議に思うサクラにフキが言った言葉です。たきなが千束の影響を受けていることは、これまでの言動からも察せるところでしょうし、何よりフキ自身も、そういった経験があったのではないでしょうか。かつてのコンビ、昔からの同僚であるからこその言葉ですね。なんだかんだ、フキも千束のことが好きなんですよね。口は悪いですけど。

 

④「黒幕が、吉松である可能性に」(クルミ

 人工心臓のことを調べていたクルミが、ミカに詳細を聞こうとしたときの言葉ですね。僕たちはヨシさんの裏の顔を知っていますし、ミカもヨシさんとの過去がありますので、その可能性にたどり着くとは思います。しかしクルミは、そういったことなしで、ネットの情報もほぼない中、自力でその真相にたどり着いています。さすが天下のウォールナットですね。頭の回転が半端ではないです。クルミももはやリコリコには不可欠な存在となっていますよね。最終決戦では、必ず千束たちの力になってくれるでしょう。

 

⑤「私もなる、救世主」(千束)

 回想の中で、手術をしてくれるヨシさんに千束が言った言葉です。ヨシさんは自身を救世主と言い、千束も同じようになりたいと強く願うようになりました。だからこそ、今の千束があり、非殺傷弾を使用しているわけなんですが。皮肉なものですね。ヨシさんとしては、最強の殺し屋になってほしかったはずが、自分の影響で全く殺しをしなくなってしまったのですから。千束の鋭い洞察力で、ヨシさんが自身の救世主であることを見抜かれさえしなければ、本当に最強の殺し屋になっていたかもしれませんね。

 

⑥「先生、怖い」(千束)

 作中を通して、千束が唯一弱音を吐いたシーンではないでしょうか。といっても、過去の幼い千束が、手術を受ける際に言った言葉ですけど。千束も死ぬのは怖いんですよね。それは今も同じではないでしょうか。しかし千束は誰に対しても全く弱音を吐きませんし、いつも笑って前向きでいますよね。これは幸せなのか、不幸なのか。しかし、今はたきながいますからね。きっとたきなにであれば、千束も弱音を吐けるのではないでしょうか。自身を助けようとしている、たきなの本心に気づきさえすれば。今は、たきなもそのことを伝えていないようですからね。今後どのようにしてそれを知っていくのかが楽しみです。

 

⑦「千束が生きる可能性が、少しでもあるなら」(たきな)

 DAへの復帰の辞令をたきなが受けることを決意したシーンですね。もともとたきなは断ろうと思っていたようです。千束との最後の2か月を共に過ごすために。しかし、ヨシさん、そして真島をとらえることができれば千束が助かるかもしれないことを知り、DAの作戦に参加するため、復帰を決意します。完全に、行動の指針が千束になってますよね。DAに戻るより、何よりも千束のことが大切なんですね。本当に千束のことが好きすぎですよね。たまらんです。

 

⑧「楽しいよ、たきなといればさ」(千束)

 DAに復帰することを伝えるために、たきなは千束をデートに誘います。あそびのしおりまで作成し、完璧なタイムスケジュール(本人としては)で色々なところを回ります。不安げに「楽しいですか?」と聞くたきなに、千束が言った言葉です。これを言われて嬉しくない人がいるでしょうか。何かをして楽しいのではなく、たきなといること自体が楽しいというんですから。しかし、たきなとしては素直に喜びきれない感じが歯がゆいですね。

 

⑨「自分でどうにもならないことで悩んでもしょうがない。受け入れて全力」(千束)

 これは、ここまでの千束自身を象徴する言葉なのではないでしょうか。理不尽なことが多いと嘆くたきなに言った言葉ですが、まさに千束はこの言葉通りに行動をしてきました。そして今も、残り2か月の命であることを受け入れて、全力で楽しみながら生きている、という感じですね。千束が言うからこそ、ものすごく重く、深い言葉ですよね。

 

⑩「やるな」「やったぜ」(千束&たきな)

 今日一日めっちゃ楽しかったと伝える千束と、それに応えるたきなのシーンです。グータッチするシーンが感動的でした。本当にいいコンビですよね。性格としては正反対と言っていいくらいなんですが、お互いの足りないところを補い合っている感じが最高です。

 

⑪「ありがとう、行ってきます」(たきな)

 PV第3弾のラストで流れた千束とたきなの「ありがとう、行ってきます」のうち、たきなバージョンが出ましたね。DAに復帰する連絡を取るために、千束と別れる際、マフラーを餞別に千束からもらったときの言葉です。ここはやばいですね。決意した人の「行ってきます」ですね。この二人なら大丈夫って思わせてくれる感じがしました。このシーンは大好きですね。

 

⑫階段の上と下で顔を見合わせ、反対に歩き出すシーン

 そしてラストシーンです。このシーンは本当に神秘的でした。二人が別れたシーンで、たきなが待っていた雪が降り始め、思わずたきなが振り返ると、千束も優しい表情で見降ろしていましたね。そして何も言わず、反対の方向に歩いていく二人が最高でした。ここは、第3話屈指の名シーン「わたしは君と会えて嬉しい」に匹敵するシーンなのではないでしょうか。あの時千束は、たきなに3回も嬉しいと伝えました。そうしないと、たきなはわかってくれないような感じだったんでしょう。しかし今は違います。もう言葉はいらない、言葉にしなくても伝わっているから。そんな感じで、二人の関係が大きく変化していることが伝わるシーンだったと思います。このシーンも大好きです。

 

まとめ

 本当は第10話とまとめて書こうと思ってここまで引っ張ったんですが、第9話が決戦直前の区切りであったこと、文字数が思ったより多くなってしまったことを踏まえて、第9話のみにしようと思います。第10話は単体で書くか、第11話と一緒に書ければと思います。第9話は最高のちさたきで、千束に強くスポットライトが当てられてシーンでしたね。おかげで書きたいところが多すぎました。ほかにもいいシーンがたくさんあったんですが……。さすがに書ききれないのでこのくらいで。第10話はミカの名言が多くなりそうですね。では、この辺で。

 

おしまい

 

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